「季刊ムラマツ」より引用させていただきます。

  フルーティスト、斎藤和志氏の言葉です。



なぜ音楽をするのか ? この根本的な問いに対する答えはいろいろですが、

それが「他人より上手に楽器を演奏してチヤホヤ評価されたい」ことでないことは確かです。


私自身が思うには、音楽の演奏とは、もっとずっと原始的、生理的な欲求、何かを叫ばずにはいられぬ感動、美しさを他人と無共有したい気持ち。

そういうモロモロのものが根本にあってこそなのではと思うわけです。



私は若いころ、コンクールに参加するとき、前段の文章のような気持ちで振っていました。


後段のような気持ちが芽生えたのは、40歳過ぎてからです。

今は、この後段の気持ちこそが、音楽するときに最も大切なことだと思っています。