男声合唱をやったことのある人なら、必ず歌ったことがあるであろう、
多田武彦の名曲「雨」は、
当時不治の病とされた結核に冒され、病床にあった八木重吉の詩によるものです。
雨の音が聞こえる
雨が降っていたのだ
あの音のようにそっと
世のために働いていよう
雨が上がるように
静かに死んでゆこう
雨が上がるように、静かに死んでゆけたら、幸せだろうなと思います。
現実は、痛みに七転八倒したり、意識がもうろうとしたり、
高熱や吐き気があったり、機械につながれたり、と、
なかなか静かには死ねないのではないでしょうか。