カナダ人ピアニスト、グレン・グールドが死ぬまで愛読していたのが、
夏目漱石の「草枕」であったことは、以前に述べました。
この二人の関係について書かれた、
横田庄一郎著 『「草枕」変奏曲』 を読みました。
詳しくは、この下をクリックしてみてください。
引用させていただきます。
この著者は芸術家の精神療法に力を注いでいたので、こんなことも指摘している。「多くの医師が芸術家と接し、診察する機会を得た場合。興味をひかれるのは、これらの強烈に敏感なタイプに属する人たちが、何らかの病気にかかった際、彼らの経験する苦しみが途方もなく大きいことを知らされるからである。またそれだけでなく、彼らの精神力と卓越した創造力とがデリケートな均衡状態を保っており、この均衡が病によっていとも簡単に崩れてしまうことに気づかされるからである。グールドはその典型だった。」これは、よく神経をさいなんだ漱石にも、あてはまることではないだろうか。
そして、ク゜ールドも漱石も、50歳で亡くなっています。
私も、今年中に50歳になります。
何やら共通点があるようで、怖いです。
孔子は、「五十にして天命を知る」と言っています。
私は、まだ天命を知っていないので、そう簡単に死ねません。