「生徒を頭ごなしにできるようになったら、その師弟関係は終わりである。」
これは、恩師、川人昭夫先生の弟さん、川人伸二先生の言葉です。
伸二先生も、フルーティストであり、大学で教鞭をとっています。
さて私がこの言葉に接したのは、大学を卒業したころだったと思います。
それから、20代、30代の私は、「頭ごなしに」叱ってばかりでした。
それで、師弟関係は成立していると思っていたのです。
ですから、伸二先生のこの言葉の意味が、理解できませんでした。
それが、50歳も近づいた今、やっとわかってきた気がします。
今の私なら、とても生徒を頭ごなしにはできません。
そういえば、川人昭夫先生も、決して生徒を頭ごなしにするようなことはありませんでした。
生徒とともに泣き、笑い、音楽していました。
「生徒を頭ごなしにできるようになったら、その師弟関係は終わりである。」