私は、昨年度は高等部3年生の担任でしたが、

今年度は新入生です。


3年生と1年生では、こんなにも違うのかと思います。

    ( 陰の声  当たり前だ )

去年は何も言わずにできていたことが、

今年は1から10まで言わないといけません。

    ( 陰の声  当たり前だ )


声が出ない。挨拶ができない。授業に遅れる。

先生にため口を使う。先生の言うことが素直に聞けない。

すぐに切れる。トラブルを起こす。


それらのことを、いちいち指導しなければいけません。

    ( 陰の声  当たり前だ )

でも、指導したら、できるようになるんです。



音楽の授業で。


行進ができない。ダンスができない。声が出ない。

バカバカししくてやってられない。


そんな生徒と、一人一人話し合いました。


「しなければいけないことは、わかっていたが、体が動きません。」

「みんなの前では、恥ずかしいんです。」



私が感じたのは、かなりの自己有能感の無さです。

自尊感情の無さです。


人に褒められたり、人前で活躍した経験の無さなのでしょう。



そんな音楽の授業で私は焦っていました。


これまでの私は、楽しい雰囲気を作り、心を開かせ、

自然と歌いたくなる気分にさせる。

少々のことは見逃し、そのうちできるようになる。

そうやってきたつもりでした。


ところが今年は、去年と違う生徒を前にして、自分が力んでしまったのでしょう。

締め付けて、型にはめて、従わせる。

こんな授業になってしまっていました。



生徒は毎年違います。

    ( 陰の声  当たり前だ )

いえ、毎日違うかもしれません。


教師の指導法がいつも同じでは通用しないのですね。

    ( 陰の声  当たり前だ )



「教育における不易と流行」 使い古された言葉と思っていましたが、

今更のように、我が事に思えてきました。