卒業まであと3週間となったわがクラスで、盗難事件が起こってしまいました。
高額のお金の管理について徹底しなかった私の責任です。
朝の会で、わが相担任は、号泣しながら生徒たちに語りかけました。
「心当たりの人は、名乗り出てほしい。このまま卒業していくのは残念でたまらない。」
3.4時間目は、このクラスの音楽の授業でした。
私は少し予定を変更して、今までの思い出の歌をいっぱい歌わせました。
「校歌」や「旅立ち」、学校祭の劇でみんなで心を合わせて歌った歌、
卒業ソングとして詩の内容が心にしみる歌、、、、
次々と歌っていきました。
これらの歌を歌いながら、生徒たちは何かを感じてくれたでしょうか。
もちろん即効薬ではありません。
4時間目は和泉教諭が、「楽しい」「悲しい」「怒り」といった、感情を音で表現することを、授業の中で触れてくれました。
この2時間で、音楽を通じて、私たちは必死で生徒たちに呼びかけたつもりです。
今現在、誰も名乗り出ていません。
しかし、少しでも心の隅に何かが残ってくれていたら、、、と念じています。