これまで何回か、私のうつ病体験について述べてきましたが、
ここで、「うつ病とは何か」について、まとめてみましょう。
うつ病とは、心のエネルギーがなくなった状態です。
これを治すには、休養してエネルギーが回復するのを待ちます。
脳神経医学的には、快感伝達物質であるセロトニンの不足や、その伝達経路の不具合であり、
それは、SSRIという薬で必ず治ります。
セロトニンに不可欠なのは、光と運動とトリプトファン ( 糖分 ) です。
朝早く起きて太陽の光をいっぱい浴び、適度な運動をして、ご飯をちゃんと食べる、ということが大切なのです。
ところで、「うつ病」と、単なる「憂鬱な気分」の違いはなんでしょうか。
それは、病的な状態が、2週間以上続くなら、「うつ病」と言っていいでしょう。
うつ病の治療の第一は、休養です。
3か月ほどは、仕事のことを考えないでのんびりできれば一番です。
第二は、投薬です。
精神科の薬というと不安を覚える方もいるのですが、最近の薬は、副作用が少なく良く効く薬が出ています。
抗うつ薬、抗不安薬、睡眠導入剤などを使います。
どの薬をどれくらいの量、その人に与えるとよいのかは、ある程度の期間かけて試す必要があります。
ですから、医者との信頼関係が非常に大事です。
うつ病は、風邪が治るように一直線に良くなっていく病気ではありません。
症状には波があり、よくなったり悪くなったりします。
それだけに、医者を信じて、治療を継続することです。
自分の状態を、いつも医者と話し合える関係が必要です。
あせらず、病気とうまく付き合っていくことが大切です。
次の機会には、職場復帰についてお話します。