昨日私は、校内でLHRの公開授業をしました。

内容は、「ケータイ・メールによるいじめ」です。


本校高等部でも、障害の軽い生徒はほとんどの子がケータイを持っています。

調べたところ、平均5000~7000円くらいの使用料を使っています。

なかには、1万円とか、3万円とかいう生徒ともいました。

もちろん、保護者が払っています。


通話料・通信料についても、次回しっかり教えるつもりですが、

ケータイ・メールによる悪質な書き込みによる深刻な事件が全国でも頻発しているので、

「ケータイモラル」に絞って授業をしました。

「面と向かってその場で話すのと、文字だけでは、伝わり方が全然違う」ことを、わかってほしかったのです。


まず、10月10日放送の「クローズアップ現代」ネットいじめ のVTRの一部を視聴しました。

いじめられた側の生徒、いじめた側の生徒へのインタビューもありました。


ここで生徒には、いじめられた生徒の気持ちを考えてもらいました。


次に、校内イントラネット上に作った仮想掲示板を使って、別室よりT2,T3が悪質な書き込みをしていくのを、リアルタイムで教室のパソコンで見ていきます。

私を誹謗中傷する悪質な書き込みが行われたので、県警サイバー犯罪対策示室に連絡し、プロバイダーのログから、発信人を突き止め、犯人を連れてきます。

犯人役のT2,T3に書き込んでいた気持ちを尋問します。

そして、「面と向かって私に悪口を言ってみろ」というと、

「それだけはご勘弁を」 となって、ロールプレイが終了です。


本校の先生方は、みんな演技がうまく、大喝采の熱演でした。


つぎに、「明日映画に行かない ? 」 「いいんじゃない」 という会話を二人の生徒に演じてもらいます。

「いいんじゃない」の言い方、表情、態度で、意味が全く変わることに気づかせます。


次の仕掛けは、先週クラス内での休み時間の会話を録音していたものを使います。

給食のラーメンの汁が、ある女子のせいで、ある男子にかかってしまいました。

男子が「めっちゃかかったぞ、おまえ」と言って、ピシッと彼女の手をたたきました。

女子 「女子を殴るなんて最低の男っていうぞー」

男子 「最低で結構」

女子 「刺してやる」


文章に起こすとこうなります。とても険悪なことになっていそうなイメージですね。

そこで、実際の録音を流し、当事者に気持ちを語ってもらいます。

二人はとても仲良しです。半分ふざけ合い、じゃれあいのような中で、上記の会話が行われたのです。

録音から、その場の雰囲気も読み取れます。



こうして、「文字だけの伝達」と、「その場にいて、言語、表情、態度、雰囲気などを総合した伝達」とでは、伝わり方が全く違うということを学習させました。


これらのロールプレイで、生徒はよく納得したようです。


そのあと、インターネット上の「ネット社会の歩き方」のスライドを使って、「ネットいじめは人権侵害」のまとめをしました。 http://www.cec.or.jp/net-walk/  このコンテンツはよくできていますよ。!



以上で、2時間連続の授業が終わりましたが、ケータイについては、まだまだ教えなくてはならないことがいっぱいあります。特に社会的弱者である彼らが被害にあわないように、キチンと教えとかないと、将来困ることになと思います。


養護学校でも、こういった取り組みが必要な時代になってきました。