いささか旧聞になりますが、「能楽体験教室」に親子5人で参加してきました。


能管、小鼓、太鼓、締太鼓を全員が体験でき、また本格的な能舞台で装束を着けての、解説付きの実演ということで、楽しみにして出かけました。


最初にいきなり、各楽器の体験では「師匠にきちんと挨拶すること」を言われ、正座をし両手をきちんと揃えて大きな声で「よろしくお願いします」という実習から始まりました。

実際、それぞれの場で子供たちは抵抗もなく、ちゃんと挨拶ができていました。


礼にはじまり礼に終わる。この美しい日本の習慣を教えることも、日本音楽を扱う上で大切なことを実感しました。


一つひとつの楽器が実際に体験できたのはとても楽しかったです。

能面を付けると大変視界が狭く、すり足でしか歩けないことかわかりました。


狂言のセリフや「高砂」の謡いを全員で実習した後、能楽師による「高砂」を観賞しました。

鼓や笛の強い音圧が、私の丹田を圧倒しました。オーディオでは再現できない響きです。

その激しい音楽に乗って、ゆったりと舞うシテ。

これはまさに戦国武将をいやした芸能だと実感しました。


何事も、生の体験に勝る学習はありません。

今までビデオを見ていただけでつまらないと感じていた能楽が、こんなにおもしろいものだということがよくわかりました。