私は授業では、「いわゆる発声練習」のような発声練習はしません。
それは、発声練習の意義と必要性を生徒が理解していない限り無駄だからです。
また、歌う意欲につながる、「楽しさ」を持ったものでなくてはなりません。
ですから、私の一番の発声練習は、既習曲を楽しく歌うことです。
それを、半音ずつ移調して、「どこまで高い音が出るか」といった、ゲーム性を持たしたものにします。
あるいは、簡単な既習曲を、ハハハやホホホホで歌うのも良い発声練習になります。
「ハ」「ヘ」「ヤ」「マ」「ロ」などと書いたカードを、曲の途中で次々に示し、さっとその発音に変えさせるのも、おもしろいです。
ちなみに、ハ行やヤ行の音は、声が前へ飛びやすくなります。
マ行、ナ行、ンガ行の音は、鼻腔共鳴がとりやすいです。
オ段の音は、深い音を求めるときに使います。