私は桂枝雀さんの大ファンでした。学生時代には高座を見に行ったこともあります。
枝雀さんが自殺してからもう10年たつでしょうか。
あのオーバーアクションと絶妙のしゃべくりに抱腹絶倒。
神戸大学出身の根はまじめな人だけに、裏ではものすごくネタ繰りを重ね、反省を重ねていたのでしょう。
おそらく、芸に対する熱心さから、うつになっていたのだと思います。
久しぶりに枝雀さんのCDを聞いてみました。
CDでは、姿が見えません。声だけを聞いていると、無音の部分があります。おそらくなにか仕草をしているのでしょう。客も息を潜めているようです。そして、絶妙のその「間」の後に起こる大爆笑。
枝雀さんの名言に、「笑いは緊張と緩和から起きる」というのがあります。
落語の「間」は、音楽の「休符」と言えます。休符の持つ緊張感の大切さを改めて思い知りました。