鳥賀陽弘道著「Jポップとは何か」(岩波新書)を読みました。
私の青春時代は、70年代。歌謡曲、フォークソングの、良き全盛時代でした。
そして教員になって25年。
この間、世の中のヒット曲と音楽産業は、劇的な変化をしています。
でも私は、いつまでも古い感覚のままヒット曲を考え、「イマドキの曲はわからない」などと嘆いていました。
なぜイマドキの歌は、歌詞の意味が分けわからないのか。英語が使われるのか。
なぜイマドキの歌手やグループは、日本人なのに、英語風のネーミングが多いのか。
なぜイマドキの歌は、テレビドラマのタイアップと、CMソングばかりなのか。
なぜイマドキの歌は、15秒しかおいしいメロディがないのか。
(最近は、それが5秒になっています。それはなぜか)
なぜイマドキの歌では、プロデューサーと言われる人が大きな力を持っているのか。
なぜイマドキの歌は、短い期間でヒット曲が入れ替わるのか。
なぜレコード店が廃業に追い込まれるのか。レンタルCD店も今や斜陽なのか。
イマドキの若者は、どういう手段で音楽を手に入れ、どういった機器で音楽を楽しんでいるのか。
なぜイマドキの曲は、ビジュアル重視なのか。
なぜ「ザ・ベストテン」はあれほど視聴率を取り、そして終了したのか。
なぜテレビには絶対出ないと言っていたミュージシャンがいたのか。そして彼らはなぜテレビに出るようになったのか。
などなど、今まで漠然と思っていた疑問に答えをきちんと示してくれる本です。
私たちは、この20年くらいの音楽業界の劇的変化を、一度きちんと整理して認識する必要があると思います。