みなさま、お元気ですか?今年の夏もとびきり暑かったので、お手柔らかな残暑にはほっとしますね。

 

 

 

 

今年も森際は例年通り、建築学科の台湾人大学生たちで賑わっていました!総勢12名と過去最多の学生を抱えての1ヶ月間。

 

迎え入れる直前までわたしの頭の中は、「食事どうしよう!?」でした(建築まったく関係ないですね。笑)

 

 

 

 

でも、なせばなる!わーわー言いながら3食をみんなと作る時間は、自分でも驚くほど楽しかったです。サマースクールも10年目。わたしが歳を取ったことで20歳の彼らからすると「お母さん」に映り、良い距離感が生まれたのでしょう。おしゃべりクッキングでは今の若者事情をたくさん聞かせてもらいました。なんでもずけずけ言えちゃう・聞けちゃうおばちゃんの立ち位置って、実はいいものですね(笑)

 

 

 

 

今年は建築だけでなく、「これからの暮らし」にもフォーカスを当ててみました。蔵の大規模な模様替えもはじめて学生に触らせてみて、わたしが学ぶことも多かったです。最近の子は狭くても囲われたパーソナルスペースが好きなんだな、とか。ソファーは基本座らず寝っ転がるものなんだな、とか。プロジェクターさえあればご機嫌だな、とか(そこは大人と一緒?笑)。

 

そういえば台湾人は音楽好きが多くて、ギターを弾く子もちらほら。うちで埃をかぶっていた(子供に飽きられた。爆)ギターも、調律だけでなく弦を直してもらったりして大活躍していました。火を囲んでのギター、いい!わたしも学んでみようかな…いや、無理だな(笑)

 

 

 

 

ちなみに今回来た学生たちはコロナ世代の子たちなので、最初は大勢での会話を好みませんでした。でも、2週間もすればこの通り!同じ釜の飯を食うとは言いますが、食事からなにから暮らしを共にすると家族になれますね。

 

 

 

 

共に学んで。

 

 

 

 

共に創作をして。

 

 

 

 

良い大人に見守ってもらいながら新しいことに挑戦して。(今年も左官の大将と大工さんにお世話になりました!)

 

 

 

 

あとは、どさくさに紛れて山の手入れをしてもらったり(笑)。

 

 

 

 

これは学生たちだけで夜景をみに散歩をしたとき、学生のひとりがラインで送ってくれた写真です。サマースクール最終日に近かったので、仲良くなった12人全員でゾロゾロ行き遅くまで楽しんでいたようです(村人の目撃情報あり。笑)。

 

本当は一緒に行こうと誘われたんですが、大人が入るのは野暮な気がして「若者だけで行ってきな!」と送り出した日でした。

 

 

 

 

そして最終日にはBBQと花火。こんなに綺麗な夕日に最後を飾ってもらいました。

 

これまで100人の学生を見送ってきましたが、全員を抱きしめて、握手をして帰したのははじめてでした。きっと今まではわたしの年齢的に、「これからの未来を担う同士」としてみていた学生が、「私たちが持っているバトンを託す次世代の子たち」に変わったからですね。

 

後日学生のひとりから、「あの夏のおかげで変われました。もっともっと頑張るために動き始めています」というラインが届き、なんだか胸が熱くなりました。歳を重ねるって責任が生まれるけど、悪くないなと思った夏でした。あ、シワが増えるのは別のお話ですけどね(笑)

 

 

 

 

思い出と一緒に残った森際のデッキ。秋、冬は良い休憩所になりそうです。これからのことを考える場所にしようと思います。

 

 

 

 

気持ちの良い季節に入った森際。また暮らしや四季の様子をお届けできたらいいなと思っています。

 

長々とお付き合いいただきありがとうございました!それでは、みなさまもどうぞ素敵な秋をお送りください♪