それはマウンテンガーデン製作中のこと。側で開墾をしていた先生が「なんか…変な匂いがしない?」と聞いてきました。
うん、するね(苦笑)
竹が発酵したような嗅いだことのない匂い。変というか、はっきりいうと悪臭です。その臭いの元を辿ってみると…
見たことのない、キノコ!!!
早速この方について調べました。そう。食べれるかどうかを知りたくて(出た。笑)
結果は「キヌガサタケ」と呼ばれるキノコで、中国やヨーロッパではスープの具になる希少な高級食材として名高いとのこと。夏の竹林で発生するようですね。レース状の絹を纏うような見た目の美しさから、キノコの女王という異名を持っているんだとか。
なるほど。つまり、食べられるということで。
市場に出回らず希少なだけあって、キヌガサタケは非常に傷みやすいとの情報も入手しました。よって、引っこ抜いたあとに作業を中断し、いざキッチンへ!
さて。食においては好奇心旺盛な先生がさっさと調理法を調べて、洗ってくれました。普段の彼の動きを考えるとびっくりするほど俊敏だった(笑)
ちなみに、先っぽの茶色い部分が悪臭の元です。食べられるようですが、本当にテンションの下がる臭さなのでここは無理せず捨てました。
そして残った綺麗なレース部分。なにせ初めて口にするので、冒険はせず王道のスープにすることに。濃いめの中華スープを作ったら、そこへヌメリを洗いとったキヌガサタケを投入し、しばし煮込みます。
さあ、出来上がり!なんというか結構な量のキヌガサタケが溶けて消えた気がしますが、実食!
うん。これは美味しい!!
でも、これはスープの旨味である気がしなくもない(汗)キヌガサタケ入りバージョンと入れていないバージョンを作りべきでしたね。
もともとキノコ自体は無味に近く、食感を楽しむというフカヒレ的な食材なのでそんなものなのかしら?確かに、ショリショリとした歯ごたえはキャラクターがあっていいなと思いました。
まあ、味はおいておくとして、やっぱり新しい食材はワクワクしますね。またこんな出会いがあったら幸せです。
ポタジェは雨をたっぷりと含んでしっとり。
野菜やハーブはぐんぐん成長中です。
わたしたち人間も、元気にゆきましょう!