そろそろ風通しが欲しくなってきたので、縁側の障子を葦簀(よしず)に入れ替えました。葦簀から吹き込んでくる心地の良い風がこの時期特有の蒸し暑さをさらってくれます。
フロントガーデンを楽しめる先生の書斎になっていますが、葦簀のおかげで夏場はあまりにも環境がいいので、こーさんのお昼寝部屋に化けつつあります(笑)向こうに見えるのはアーティストインレジデンス用にリノベーションした離れ。来年は使ってもらえるといいのですが。
さてさて、簾(すだれ)よりもしっかりと作られた葦簀は風格があってすごく素敵です。昔ながらのエアコンのない古民家で暮らしていると、先人たちの知恵や建て具の大切さが身に沁みる。それに四季折々に建て具を入れ替えるという所作は、なんとなく背筋がしゃんとなって気持ちが良いものです。
100年以上前から使われている葦簀ですが、子供たちとプラのいたずらで葦が外れた箇所がちらほら・・・しかも直し方がわからない(ひいいっ!!!)こーさんのいたずらも控えていることだし、編み方を勉強しなくてはいけません。
そんな葦簀をこの家で最初に見た時、この網目の広さだと蚊が入っちゃうんじゃない!?と心配したのですが・・・
縁側を蚊取り線香で守れば大丈夫!
日本の風物詩となっている蚊取り線香も、葦簀と並ぶ素晴らしい発明品。
わたし、大変嬉しくないことに蚊に好かれる体質なのですが、庭仕事をするときに腰にぶら下げておくとまったく蚊が寄ってきません。いつもぶら下げているおかげで、夏場のわたしはめちゃくちゃ蚊取り線香くさい。くさいとは書きましたが、これだけ立派に守ってくれているのでむしろ大好きな香りです(笑)
今年もたくさんお世話になります。
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昨日より遠方から両親が遊びに来ました。街中からやってきた人たちをこんな山奥で迎えて、もはやどちらがおじいちゃんおばあちゃんなんだかわかりませんね(笑)いつかわたしたちが本当のじいじばあばとして家族を迎えられる夏を夢みて。古民家の手入れをがんばるとしましょう。
みなさまも、引き続き楽しい連休を♫