2月のマレーシア・マラッカ旅行。
3日目の朝の散歩中、まだ寝起きのような街に、そこだけ賑わってる中華の屋台村のようなところを発見。これまたまりません。

新美星茶餐室、英語ではMei Sin Cafe。中華料理だけか、マレー料理もあるか区別つかないのだけど、麺料理や米料理、スイーツ、それに、Cafeとあるだけあって、コーヒーやトーストなんかもある。
選んだのは、面粉糕(Mee Hoon Kueh、ミーフンクエ)の小サイズ、7リンギット(約250円)。
手でちぎった平たい麺とチンゲン菜、それにこのへんでポピュラーな魚のすりみのお団子の組み合わせ。煮干しが入っていて、馴染んだ優しい味でした。
食べてる途中に席を探してる女性と目があったので、「相席どうぞ」と目で合図したら、あちこちから女性の家族が集まってきて、がっつり囲まれてしまった。
ランチ前のスナックにと、宿泊先のホテル近くにある、ずっと気になっていたインド料理屋さんへ。
店の仕組みがさっぱりわからないので、店員さんに自らオーダーしに行き、「そこに座ってるから」と指さして待つ。

お目当てのロティ・チャナイ。
ロティは、ネットで調べるとチャパティの別名という説明がされてるのだが、これはオイル多めの、クレープをくしゃっとさせたようなものだった。パラタに近い気がするが、どうだろう。枚数を聞かれるので、1枚にした。それにカレーソース2種がつく。バターだかギーだかの、ほんのり甘さを感じるロティに、ぴりっとしたソースが実においしい。
これにチャイをつけて、3.8リンギット(約130円)。幸せすぎる!!

こちらは、同じ店で翌朝いただいた、「トーサイ」というパンのセット。
トーサイは、インドにおけるドーサです。お豆をすり潰して発酵させた生地を薄く焼いたもの。薄いのに、表面はカリッとして、中はもちもちなダブルの食感。少し酸味がある。おいしい。カレーは辛いので、ヨーグルトと一緒に食べます。
こちらとチャイで、160円くらい。嬉しい。ああ、明日の朝も食べに行きたい。

この店は結構広くて、いつも賑わっている。朝からがっつりしたカレーのセットを食べてる人もいっぱいいます。客層は地元のインド系らしき人が多いけど、ホテルの隣だからか、アジア系観光客といった雰囲気の人もちらほら。
のどかな道をぶらぶらしていたら、お豆腐スイーツの小さなお店があった。

一番豪華そうな「豆腐花&凉粉」を注文しました。
値段忘れてしまいましたが、こちらもとてもお手頃。お味は、台湾で食べたときより、ずっとお豆腐感が強い気がする。大きく見えるけどふつうのお茶碗サイズです。

お店の人は穏やかで優しく、静かでのんびりしていて、田舎で過ごす夏休みという気分でした。
旅行中、1日1回はふつうのカフェでひとやすみ。
この日は、伝統的な装飾を取り入れたインテリアがかわいい、The Old Station Cafe。

ココナッツのお砂糖を使ったカフェ・ラテ。プラナカンなコーヒーカップがかわいい。
食事やスイーツもあります。
この日はよく歩きました。夜は屋台のようなところに行きたかったのですが、お目当てのお店ふたつとも閉まってた。悩んだ末、マレー料理がいただけるという、ワイルド・コリアンダーというレストランへ。

選んだのは、ナシレマッというマレーシアの国民食、の観光客向けバージョンというところでしょうか。「ナシ」はお米の意味で、ココナッツで炊いたごはんに、数種類のおかずをぐるっと並べた一皿。盛り付けが凝ってますね。
比較的お高いですが、それでも800円くらい。

結構奥行きがあり、インテリアもしゃれてて素敵なお店。観光客でびっしりです。わたしにはローカルな屋台飯が身分相応で落ち着くので、ここはちょっと落ち着かなかった。。。が、価格も雰囲気も、決して敷居が高いわけではありません。誰にでもおすすめ。
■おまけ
ついでに、既出ですがマラッカでいただいたお食事を並べておきます。

初日にいただいた麺料理とフィッシュボールのスープ。賑やかなジョンカー・ストリートの中にある。
お店覚えてません。

こちらは、チキンライスの専門店で。ごはん丸める必然性は全然理解できないが、鶏肉はおいしかった。
人気のお料理を一応食べたぞと。
入ったカフェ。

おしゃれなThe Baboon Houseでフレッシュなライムジュース。甘さと氷のある・なし、量を選べました。

インド系のこじゃれたカフェ、Patma'sのバナナ・ロティ。お店の人が穏やかでやさしそうなのも魅力でした。
ジョンカー・ストリートの横道に入ったところにある、かわいらしいカフェ。ここもよかった。
ほかにも行ってみたいお店がいくつもあって、後ろ髪ひかれる思い。
マラッカ、よく食べました。