マレーシア・マラッカ3日目。
地図で見つけた「古いマレー村」というエリアが気になり、朝散歩はそちらに行ってみることにした。
インド人街にあるホテル周辺は店も多くてそれなりに活気があるが、いつもと反対方向に進むとだいぶ雰囲気が違う。
少し行くと車通りの多い大きな道路につながり、高級ホテルも建っている。またしばらく歩くと、マラッカ川が現れた。
チャイナタウンの方の川沿いは店がびっしり並んで賑やかだけど、このあたりは地元の人のおさんぽコースといった、のどかな雰囲気。写真まん中あたりに見える橋を左に渡ると、そこがマレー村です。
「カンポン・モルテン(古いマレー村)」は、マレーの伝統的な高床式家屋が並ぶエリアで、指定文化財として保護されているのだそうだ。すぐ背後には高層ビルが迫っている。手前は屋外レストラン(飲み屋)でしょうかね。
家屋は伝統的な建築様式なのだろうが、さほど古くも感じない。整然と区画整理されたなかに秩序だって並んでいて、テーマパークのようでもある。
カラフルな平屋建てに、装飾が細やかでかわいらしい。洗濯ものがたくさん並んだ生活感のある家もあれば、誰も住んでなさそうな家もある。ゲストハウスの看板が出てる家もいくつかあった。
よく見るとディテールが凝っていて、まじまじ覗いてしまいます。屋根に付いてるのはライトだろうか。家人のくつろぎ用というより、人に見せる用の印象。
人の気配を感じないが、植物のお手入れも行き届いているし、使われているのだろう。この家も屋根に照明らしきものがある。
後で調べると、見学できるお宅もあったようです。見たかった。
色づかいがかわいい。
こういうタイル装飾は、ところどこで見た。プラナカンっぽいけど、マレーの美術でしょうか。区別がつきません。融合しているだけか。
商品がないお詫びに、自らを売り出すけなげなネコ。
3つの札の文字を調べたら、インスタント麺みたい。村にはお店が何軒かあった。飲み屋っぽい店も。午後にでもなれば、このあたりも賑わうのかもしれません。
生活感たっぷりのお宅もある。正面の家は2階建てに見える。
おもしろかった。昼間は夜は全然違う雰囲気になるかもしれませんね。
■おまけ
ここからチャイナタウン方面に歩きます。
中国のお寺を見つけて覗いていたら、入っていいよと声をかけてくれました。中国語で話しかけられたので、唯一知ってる中国語で「不是。我是日本人」と答えたら、「? Japanese?(にこにこ)」とわかってくれました。
当然のように赤と金。ろうそくもお線香も赤い。暗い赤が渋い。
お寺を出て、てくてく歩く。
なかなか味わいのある道。
お散歩中にそそられるローカルな食堂を見つけ、食欲がスイッチオン。次回は食べ歩き編です。