マラッカ2日目の午後は、お昼ごはんから。
街でやたらと目につく「チキンライスボール」とやらを一度は食べようと、ガイドブックにあった専門店「和気鶏飯」へ。
ジョンカー・ストリートの入り口にあり、混んでる。専門店ということで、チキンライスボール一択。
茹でた鶏肉とその茹で汁で炊いたお米の組み合わせで、海南鶏飯とかカオマンガイとか、東南アジアでよく見るアレの仲間だが、なぜかごはんが団子状。
見た目シンプル。茹で鶏はしっとりしておいしい。ごはんも、おいしくはあるが、おむすびのように単独で食べる味じゃない。結局つぶして鶏肉と一緒に頬張るので、普通に盛ってくれた方がずっと食べやすい。どうして丸めてしまったのか、なぞな料理でした。でもまあ、体験としては満足。
その後は、マラッカに来た目的のひとつ、マラッカ海峡を見に行くことに。
距離的にはそう遠くないはずだが、GoogleMapを見ても海まで行けるのかどうかわからない。とりあえず歩いてみる。
マラッカ川沿いを海方向にてくてく向かう。途中、博物館とかタワーとかおみやげ屋さんとか、観光スポットが現れる(撮ってない)。
途中で大きな道路を渡って新市街的な地域に入り、さらに歩く歩く。
こんなとことか、
こんなとことか。
それでも海岸に出る道筋が見えない。暑いし、疲れたので近くのショッピングモールをひとまず目指す。
Mahkota Paradeという、庶民的なショッピングモール。日用品とか服とか、こじゃれたカフェとか庶民的なフードコート(お手頃だった)とかが入っている。
涼しいベンチでマップ見て作戦を練ったが、道はわからないうえに、まだまだ相当歩くことになりそうなので、この日はあきらめた。戻ろう。
帰り道、高台に建つセントポール教会に行ってみた。
日本に最初にキリスト教を伝えた、フランシスコ・ザビエルの像。もともとマラッカを拠点に活動していて、ここで日本人に出会ったことをきっかけに、日本に布教の旅に出た。
丘からは薄っすらとマラッカ海峡が見える。高い塔はマラッカタワー。ここに上って海を見るという手もある。左の大きな建物はホテル・ホリデイ・イン。さっきはあの近くまでがんばって歩いたのだ。
相当疲れたので、目をつけていたチャイナタウンの小径にあるOlde World Coffeeというカフェへ。
1階は混んでたけど、静かな2階を案内してくれました。
頼んだのは、人気というグラマラッカ・ラテ。グラマラッカはココナッツの樹液を原料にした椰子黒糖で、このへんの名物だそう。この甘み、とっても気に入った。
店員さんがフレンドリーで感じがよく、居心地のいいお店でした。
ゆっくりつろいでお店を出たら、いつの間にか土砂降り。店内に引き返し、小降りになるまで居させてもらいました。旅行中、毎日のように夕方にスコールのような雨が降った。
目抜き通りのジョンカー・ストリートは、雨でも着々とナイトマーケットの準備が始まっていた。毎週金・土・日の夕方から開かれてます。
おもちゃや雑貨の屋台もあるが、人だかりがあるのはやっぱり食べ物。路地にはビニールの屋根をかぶせたテーブルがびっしり並び、早々から賑わってます。
人出は多いと言っても、こじんまりした観光地だし、台湾の夜市のような規模や混雑とは比べものになりません。人混みが苦手でも耐えられるレベル。
お腹空いてなかったのに、誘惑に負けた。1個5リンギット、3個だと12リンギット、という看板につられて、ソーセージ2種と手前の丸いのをお持ち帰り(冷静になると、12リンギット≒400円て安くないですね)。丸いのは中に卵とエビが入ってて、すごくおいしかった。
暗くなったら散策終了。雨上がりの夜のマラッカ川を冷やかしながら、ホテルに帰る。
1日、よく歩きました。