マラッカ2日目。
朝7時起床、まだかなり暗い。前日は深夜便での移動の疲れで、15時にホテルにチェックインしてシャワーを浴びたら、断続的にそのまま朝まで寝てしまった。早々に体調崩したか?!と慄いたが、ぐっすり眠ってとっても元気。

身支度してるうちにすっかり明るくなった。気温が高くないうちに、街の散策をしよう。

 

 

チャイナタウンの一角で出迎えてくれた、伝統衣装のニョニャ(中国からの移民と現地住民との間に生まれた子孫の女性を呼ぶ名)。

 
おみやげ屋や食堂がぎっしり並ぶジョンカー・ストリートの東に並行する道は、様々な宗教が並ぶ通称「ハーモニー・ストリート」。宗教施設の朝は早いので、そこから散歩開始。
 

 

かわいらしい色合いのこちらは、マレーシア最古のヒンドゥー寺院である「スリ・ポヤタ・ヴィナヤガ・ムーティ寺院」。門のなかに人がいて、入っていいというので、ありがたくお邪魔した。

 

なかには扉のない小部屋がいくつもあり、それぞれにヒンズーの神様が祀られている。床のタイルがプラナカンっぽい。青と薄い黄土色を基調に、ポイントにいろんな色が使われていた。日常的な祈りの場という雰囲気でした。

 

 

 

同じ通りに建つこちらは、カンポン・クリン・モスク。一見するとモスクというか、いろんな様式が混じった感じ。

 

暑さ・寒さ対策とともに、モスク対応として持ち歩いている大きめのショールをすっぽりかぶって、入場。
 

 

 
ちょうど誰もいない。とても静かで落ち着いた空気です。端の方にある小さな空間に女性がひとり座っていて、わたしに気づいて声をかけてくれた。ボランティアでモスクの案内をしてる人だそうです。
案内もしてもらいましたが、それより、前にここに来た素敵な日本人女性の話で盛り上がりました笑
 

 
お祈りの前にここで手足を清めるのだそう。薄緑色がきれい。奥にあるのはお墓。このモスクの重要人物が眠っているということです。

 

モスクを出ると続いて現れたのが、赤と金色が強く主張する中国の寺院。

 

 
マレーシア最古の中国寺院、チェン・フン・テン寺院(青雲亭)。派手な色使いではあるが、重厚感もある。
屋根部分には、なにかの物語の場面のようなものを描いた装飾があって、これは陶器でできてるそう。カラフルで、凝ってて、かわいらしい。
 

 

ネットによると、道教・儒教・仏教の三教の神を祀る珍しい寺院ということです。

中華系の人たちが結構お参りしてました。ツアーでしょうか。

 
 

 

これは扉の内側だったかな。柱か。

 
この先もお寺があった。これもお寺だと思うのだけど。
 

 
下の写真はプラナカンのタイルがかわいらしくて撮りました。お寺の一部だったかどうか、もう記憶にありません。
 

 


このほかにもお寺はいくつかありました。地図で見ると、その先にも道教や仏教やヒンズーやイスラムの寺院がいくつもあります。


だいぶ歩いたところで、そろそろお楽しみの朝ごはん。事前にGoogleMapで見つけておいた、チャイナタウンの外側にあるかわいいカフェ、Patma'sへ。

 


インド系の店主で、すごく穏やかで優しい雰囲気。ほっとしますね。インドの軽食をおしゃれにした感じのお料理と、ごくオーソドックスなパンと玉子料理のプレートなんかが並ぶ。写真はわたしの朝ごはんを作っているところ。
 

 
食べたかったバナナ・ロティ。
ロティは無発酵のパン。チャパティの別名だという説が多いのですが、わたしにとっては油でしっとり、少し甘めでくしゅっとした見た目の薄焼きパンがロティです。バナナがとろとろ、ざくろも少し入っていて、甘さと酸っぱさの混じったしゃれた味です。生絞りのライムジュースもおいしい。
 
まったりと落ち着いていて、暑さと疲れが引くまでのんびりしました。
 

 
腹ごなしにもう少しチャイナタウンの散歩。
 

 

かなり歩き、だんだん暑くなってきたので、いったんホテルに戻ってひと休み。

 

昼からはマラッカ海峡まで散歩にトライする予定。次回は結構大変だったその話。