マラッカ1日目、朝10時頃にホテルに着き、荷物を預けて街歩き。
歩いて5分ちょっとで、ランドマーク的なオランダ広場に到着しました。
マレー半島南西部、マラッカ海峡に面したマラッカは、東西貿易の中継地として栄え、イスラム教国として発展した古都。その後ポルトガル、オランダ、イギリス、そして第2次世界大戦時には日本の支配を受けます。
(オランダ広場。広角で撮影してしまい、ちょっと歪んでます。そんなに広くない)
右の赤い建物群のまん中がおそらく、1650年に建てられた東南アジア最古のオランダ建築、らしい。かつてのお役所、官邸で、現在は博物館。
この広場は実に騒がしく、写真右下に屋根だけ見えるトライショーという派手な人力車が、大音量で音楽を流しながら走り回ってます。最初に聞こえてきたのが、「ア~パツ、アパツ、アッアハアハ」。風情はないですね。
オランダ広場からすぐがチャイナタウンで、もっとも賑やかなジョンカー・ストリートの入り口。まだ朝早いので空いています。
古くから中国からの移民も多かったマレー半島。移民してきた中国人男性と現地女性との婚姻も盛んで、彼らの子孫の男性を「ババ」、女性を「ニョニャ」ということから、彼らの文化はババ・ニョニャ文化、あるいは同じような意味合いでプラナカン文化と呼ばれます。
いかにも中華!な真っ赤な通り。狭い道の左右に、飲食店やおみやげ屋がぎっしり並び、横道にはマッサージ屋も軒を連ねる。
まず探したのは両替屋。観光地なら「Exchange」の看板がたくさん出てるだろうと思ったら、全然ない。ホテルからの道中に1軒見つけていたので、レートを比べもせずにそこで両替しました。後で調べると、幸いなことにレートは悪くなかった。ATMはあちこちにあります。
マラッカは現金払いの店も結構あったので、マレーシア・リンギットは持っておいた方がよい。
食堂の入り口に描かれた(貼ってあるのかも)伝統的なニョニャのお姿。レンタルなのか、こういう衣装で歩いている人もちらほら見かけました。足元は伝統のビーズ刺繍サンダルで、手に持つ食器などもプラナカン。

住宅や店舗などにお祈りだかなにか宗教的なものが置かれているのが、東南・南アジアっぽい。中国大陸もそうだったかしら。
フェミニンで美しいタイルもプラナカン文化の特徴。煤けた場所もよく見ると美しいタイルに彩られていること多し。煤け具合さえかっこいい。
かと思うとこんな公園も。文字を見ると、どうやらこの地域が輩出がした有名なボディビルダーらしい。「世界先生」「ミスター・アジア」「ミスター・マレーシア」「ミスター・マラッカ」といった称号が並ぶ。浮いてます。
力尽きたところでお昼ごはん。簡単に麺料理にすることに。
力尽きたところでお昼ごはん。簡単に麺料理にすることに。
焼きそばと揚げた湯葉みたいな感じ。たぶん違うけど。味は想像とは違い、知ってる味とも違った。スープに浮かぶ白い玉は魚のすり身で、この辺ではとてもポピュラーみたい。
まだまだチェックインの時間にならない。暑いし寝不足で、歩き回るのがしんどいので、GoogleMapで評判のよかったバブーンハウスというカフェに避難。
オアシスか。
狭い間口の入り口は施錠されていて、ドアベルを押して開けてもらう。部屋は奥に長く続いており、入り口から想像つかないほど広い。「由緒あるプラナカン屋敷を改装した」とのことで、典型的な作りのようです。中庭には南国の太陽が降りぎ、明るく気取りがなく、心地よい。おかげで眠気が。。。
15時、チェックインぴったりの時間にホテルに戻る。
荷物広げてシャワーを浴びたら、夕食もとらずに朝まで寝てしまいました。こうしてマラッカ1日目、終了。