ついに配車アプリ・デビュー

 

帰国前夜に激しい腹痛に襲われたものの、翌朝の体調は安定していた。大事をとって午前11時のチェックアウトまでホテルで体を休めることにした。

 

空港までは、体調も不安なので、バスではなくついに配車サービスを使うことにした。ジョージアでポピュラーな配車サービス、Boltのアプリを日本でダウンロードし、クレカも紐づけておいてある。

 

ホテルのフロントでピックアップの場所を確認し、いざリクエスト。
と、ここで問題発生。クレカの認証が必要になり、SMSでパスコードが送られてしまった。SMSは当然、日本の電話番号に届く。これでは使えないではないか。


どうしよう~とフロントに泣きつくと、「現金払いを選べばいいのよ」と言って、ちゃちゃっとスマホを操作してくれた。現金は、ちょうどお土産用に残していた分で足りる。
 
 

 



お礼を言ってホテルを出た瞬間、車が滑り込んできた。早い。30分弱でスムーズに空港到着。31.70ラリ、約1,800円。35ラリ分のお札を渡し、おつりはチップに。


旅の最後の最後に配車サービスデビューを果たせて、大満足◎

 3フライトで1日がかりの帰国
 

 

復路は以下の3回のフライト。

  1. 14:15トビリシ発ドーハ行き、カタール航空 Airbus A320、3時間(乗継3時間)
  2. 19:15ドーハ発クアラルンプール行き、カタール航空 Boeing 777-300er、7時間半(乗継2時間)
  3. 09:50クアラルンプール発成田行き、コードシェア便、運航会社マレーシア航空 Airbus A330-300、7時間

オンラインチェックインのときに、すべて通路側の席を確保できた。

 

2回乗継の旅程を選んだ理由は、1回乗継の場合は乗継時間が10時間以上で、しかも夜間だったから。ホテルをとれば高くつくし、朝までベンチで座ってるのもツラい、それよりは乗継のいい便を選んで飛行機に乗ってた方がラクそうだったから。

ドーハの空港にはQuietRoomなるものがあるが、夜は混まないのだろうか?

 

 
予定の1時間遅れでトビリシを出発。次の乗継は3時間あるので、問題なし。ただ、万が一乗り継ぎができないと、フライト数が多いだけにダメージが大きく、ちょっとそわそわした。
 
エアバスA320のシートは3-3。カタール航空は短距離便でも快適な機体だ。
往路でとても気に入った機内食は、お腹の調子を考えて、2~3口だけで泣く泣くがまん。水分もわずかにとどめる。
 
1時間遅れでドーハ到着、2時間の乗継で、再びカタール航空にてマレーシアのクアラルンプールへ。
シートは確か3-4-3。相変わらず座り心地がよく、ほぼ満席ながら、わりとしっかり眠った。ここでも機内食はがまん(泣

カタール航空はよいですね。加齢でエコノミーがつらくなってはきてるが、一方で飛行機は日ごとに改良されて過ごしやすくなってる気がする。
 

 最後のフライト、マレーシア航空

 

順調にクアラルンプール空港に到着。たぶん、初めて来た。
案内版には日本語もあり、うれしい。ユルい空気といい、「アジアに帰ってきた!」という安ど感に包まれる。やっぱり緊張してたんだな。

 
空港にコーヒーの自販機があって、クレカでドリップ式のカフェラテを買うことができた。クレカの請求は316円。ほかの空港でもこれくらいのがあると助かる。


マレーシア航空は、たぶん初めて乗る。

ここまでのフライトは非常に快適だったので、このフライトも期待して乗ったのだが……、むっちゃ古い機体だった。古めかしいシートに、座席ピッチも狭い。モニターも動きが悪くて使いにくい。これまでのフライトとの落差で、よけいそう感じたのかもしれない。おまけにリクライニングも壊れてる。

 

最後の最後に大ハズレ……とがっかりしていると、なんと、わたしの列、ほかに乗客が誰も来ない! わたしの席は2-4-2の中央列。つまり4席独占!

 

 

 


この便は全体にガラガラだったが、さすがに4席独占の人はあまりいないのでは。
こうなれば古かろうが狭かろうがモニターが使いにくかろうが、関係ない。遠慮なく体を伸ばして寝て帰った。最高です。
気がゆるんで、最後に出してくれた軽食のミートパイも完食。
 

定刻通り、18時過ぎに日本帰着。往復ともにとても快適なフライトだった。

そして20時過ぎ、帰宅。腹痛をぶり返すこともなく、風邪をこじらすこともなく、無事に戻ってこれました。


これにて旅行記はいったんおしまい。読んでくださり、ありがとうございました。
ジョージアにまつわる話は、まだまだ続きます。