ある著名な経済評論家が、こんなことを言うのを聞きました。
身の丈に合ったお金の使い方をして、それによってだんだん収入がを上がっていったら、またそれに合わせたお金の使い方をする、というのが大事。
自分が気持ちよく使えて、将来の生活が不安にならず、将来の機会損失にもつながらないお金の使い方でなければならない」
この方自身はかなり裕福。ただし、この方が主催している会の参加費は、すごく安くもないけど、高くはない。飲み会1回分くらい。
「お金持ちと同じお金の使い方をしよう」という言葉は、よく聞きます。
お金持ちの意外に倹約的な行動だったり、利他の支出を指すときは、自己啓発そのものが目的の本なんかでも、時々みる。
一方でもっとよく聞くのは、高額商品を販売している人から。売っているのは様々で、モノだけでなく情報だったりメンバーシップだったり学びだったり。
そして後者はしばしば、「お金のブロックをはずそう」という言葉が次にくる。
そして、高額商品の宣伝がくる。
「お金持ちと同じお金の使い方」「お金のブロックをはずす」とは、それはわたしの商品を購入することですよ、という答えがセットになっている。
自分がその使い方をしたことで幸せになったからこそ、人の背中を押したいと本気で思っている人だっていると思う。
「それは嘘」と訴える人は、無理に大金使って人生狂った大勢の人を見てきたからこそだったりする。それと、「身の丈」が大きい人。無理せず大きな支出ができる人。
結局、自分のお金の使い方の正解・不正解を、他人に教えてもらうことはできないんですね。失敗する権利もある。力技で正解に持っていく人もいる。
身の丈って、わかるようで、あいまいだ。
自分ならどうするだろう。身の丈を越えててもそれが必要だと思うなら、他人に許可は求めない。人からの許可を必死で求めるような買い物なら、しないかな。
お金はやっかいだ、と書こうとしたが、撤回。
お金がやっかいなんじゃない。執着し、振り回される心がやっかいなんだ。
お金さんは大好きだよ(←自己啓発系では、こういう心持ちを推奨します。わたしも実践💛)。