アーユルヴェーダで「油の中でもっともすぐれた油」なんて言われ、調理や薬用、スキンケアなど様々に使われている「ギー」。無塩バターを加熱し、不純物を取り除いたものです。

いま教えを受けているアカリ・リッピーさんとの面談でも、ギーの活用を勧められていたので、昨日ようやく作りました。

効用は、免疫力を上げる、ダイエット効果、便秘改善、消化力アップ、体力増進、アンチエイジング、そのほか記憶力もよくなるし強壮作用もあるし、まあ、すごい。

LAVAさんのサイトの説明がわかりやすかったです。

 


アーユルヴェーダ用語でいえば、ピッタ(火)やワータ(風)のエネルギーを鎮静する作用があるそう。もちろん摂り過ぎは逆効果、カパ体質にも適量が違うだけで使えると思います。

市販のギーは手軽ですが、高いし、臭いが気になるという声が結構あるそう。

時間があるので作ってみました。使ったのはニュージーランド産のグラスフェッド・バター(放牧で牧草中心に育った牛のバター)、無塩タイプ。
 

 

(454グラム、スーパーで950円くらいでした)

 

加熱すると、バターの甘い香りが充満して、なんともいい気分。
 

で、作り方は超簡単に思えたのですが、結論からいうとうまくできませんでした。
なんか完成品が写真と違うなあと思って、いくつか動画を見てみたところ、火からおろすのが早すぎました。焦がすのが心配なあまり、焦っちゃいました。

ろ過する茶こしの網も粗すぎで、せっかく浮かした不純物をまた混ぜてしまった。次回は不織布キッチンペーパーかコーヒーフィルターでしっかり濾しましょう。

 

(試作1回目。ギーというよりまだまだバター)

 

予習を万全にしたもつもりでも、実際に作ってみないとわからないですね。

 

↓こちらの動画は詳しすぎて作る前は見る気にならなかったけど、作った後に見たらすごくよくわかった。初心者さんによさそう。次回はこれを参考にしてチャレンジします。



 

本来、加熱したことで乳糖やカゼインは取り除かれるので、それを理由に乳製品を避けている人も、ギーは使えます。
わたしはアレルギーはないので、ある程度は取り除けたということで、ヘルシー度の高いバターとして調理に使うことにします。。。

今朝早速、いつものパンケーキにギーを使ってみました。
 

このパンケーキはオートミールとバナナと豆乳と卵が材料で、3年前からグルテンフリーの朝食としてこよなく愛してきました。ですが、アカリさんからわたしの体質には合わないと言われ、せいぜい週に1~2回、せめてギーを使い、スパイスも加えることを助言されていたのです。

 

 

手作りギー(の、なり損ない)をフライパンに引くと、バターから重さを抜いたような、いい香り。

最後にシナモンを振りかけたら、いつもよりおいしくなってしまった。これじゃあ毎朝食べたい。困ったなあ。