プラハでのメインイベントのひとつが、プラハ国立歌劇場でのオペラ鑑賞。
演目はチェコが誇る作曲家ドヴォジャークの、「ルサルカ」。日本で無事チケットが取れました。

 

 

この劇場は1888年創立。もとはチェコに住むドイツ人がドイツ人のためにと作ったのだそうだ。
戦後チェコ人の国民劇場となり、全面改修されて現在に至る。

 

 

まず、歌劇場の美しいこと。ヨーロッパの建築物は似て見えてしまうが、チェコ独特の美しさを感じる。ドレスアップした紳士淑女であふれ、若い人たちも正装が多いのが印象的。それがこの重厚な劇場になんて合うこと。芸術に造詣が深い層、というより、雰囲気としては社交場という感じではある。

 

 

みな記念写真を撮りまくり、始まる前から高揚感が半端ない。

この写真は地味な瞬間ですが。

ちなみにわたしは、ひとりだし、夜遅い帰り道に目立ちたくなかったので、オフィスカジュアル的な服にした。ファッションはもっと研究したいですね。

客席見ると、年齢の高い女性は、若い方とはまた違い大人の余裕を感じる上質で優雅なファッションがすてきだった。真似したいものだ。

 

 

席は2階のボックスの前列で、舞台がよく見える。ちなみに1050コルナ(≒6500円)でした。日本とくらべると格段に手頃。

隣は若くスタイリッシュなカップル。うしろにも2席。
舞台上部が字幕モニター。各席にも小さなモニターがあって、ここではストーリーや配役などの説明が読めた。

 

 

 

そして幕が上がる。
美しい……

ルサルカは、人魚姫の話を下敷きにしたファンタジーです。ヒロインのルサルカは、人間に恋する水の精。

月明かりに照らされた水辺の映像を背景に、ダンサー演じる妖精たちがしなやかに遊ぶ。幻想的な光景だ。

 

生で聴く歌声は格別。

主演のルサルカ役はkaterina knezikova(カテリーナ・クネジコヴァ)さん。インスタを見たら、この上演の直後に来日して、ミューザ川崎やサントリーホールで歌ってたようだ。知らなかった。

 

休憩入れて3時間、たっぷり堪能。念願叶った!