朝10:45発のユーロシティ「クラコヴィア号」で、ポーランドのクラクフから、チェコの首都プラハに向かう。約7時間の旅。


チケットは日本からオンラインで購入済み。長旅なので1等車を奮発した。ユーロにすると44ユーロ。

 

当日は、慎重なので当然のこと、出発1時間半前には駅にいた。が、何番線のホームなのかが電光掲示板に表示されたのは、出発30分前になってからだった。

 

 

上の写真の一番下が自分が乗る列車。「Nyugati/Praha-Vrsoce」とある。左の「Nyugati」はブダペスト西駅のこと。連結してるのか! 車両間違えたらハンガリーに行ってしまうのか!

 

かつ、Praha-Vrsoceはプラハ・ホレショヴィツェ駅。わたしが降りるのは、Praha-hlavni(プラハ本駅)だ。終点まで行ってしまったら、日が暮れてしまう。一気に不安が押し寄せる。

 

 
済んでしまえばなんの問題もなかった。まず車両だが、扉に行先と号車番号が書かれた紙が貼ってあり、確認する時間も充分あった。皆さんご心配なく。
 

席に着くと、なにやら大声を出したり音楽を奏でたりする人たちが、入れ替わり立ち代わりやってくる。1等車だから落ち着いてると思ったのに。それに、あきらかに予約してない人が座る。なんだろう、この人たち。警戒心が解けない。

 

上の電光掲示板に、停車駅や時刻が表示されているので安心。

 

車体はだいぶ古いが、まあよい。4人掛けのボックス席で、途中駅でみんな降りて、ひとりに。ラッキーと思っていたら、明らかに予約してない人たちがわらわら集まってしまった。また警戒。車掌さん、早く切符確かめに来て!

 

ひとりになった貴重な瞬間にランチ。

 

しかし、車掌さんは気にしなかった。途中で指定席券を持った人が乗車すれば、彼らはすぐ席を立つ。どうやらそういうシステムのようです。警戒して申し訳なかった。が、落ち着かなかった・・・。

 

これは途中の停車駅。もうチェコ。

 
それでも車窓を堪能して、夕暮れのプラハ中央駅に到着。ばっちり案内も表示されるし、まわりもみんな降りるから、降り損ねることはない。
 

が、本当に焦るのはこの後だった

ホテルへは徒歩約20分。道順は頭に叩き込んできた。つもりだったが甘かった。旧市街は思った以上に複雑に入り組んでいて、すっかり迷子になってしまった。

 

有名なヴァーツラフ広場。ここまでは超順調。

 

Google マップがあるじゃないか、と思うでしょう?
スマホなしで探せるよう紙の地図を用意していたので、思いつかなかったのだ。

あたりは暗くなる一方。気づけば周囲に観光客も消え、タクシーも止まってくれない。
さまようこと1時間半。片っ端から人に聞き、最後は目についたホテルに飛び込んで、フロントに泣きついた。Googlマップで経路を示してもらったのを写真に撮り、その通り歩くこと3分。ついにホテル発見。もう真っ暗。



駅から遠くてわかりにくい、こんなホテル選ばなきゃよかった。心底後悔した。

 

が、フロントの人が全力で労わってくれ、ウェルカムドリンクをもらい、近くのイケてるレストランを教えてくれて、そして部屋がとってもかわいくて清潔、前言撤回。ここにしてよかった。Unitas Residenceというホテルです。

 

食欲もないくらいだったが、心がざわつくので取り合えずお薦めされた近くのレストランに行ってみた。

 

 

食べたかったチェコの伝統料理、グラーシュという牛肉の煮込みをいただいて、ちょっと心も回復。

 

もう寝よう。。。