ワルシャワに2泊して、3日目の朝、古都クラクフへ向かう。

PKPインターシティという新幹線のような列車で、チケットは日本でオンライン購入済み。直通で2時間半ほどです。

相変わらず慎重で、1時間近く前にワルシャワ中央駅に到着。
外からは巨大に感じた駅も、さほどの路線の数ではなく、乗り場にはすぐにたどり着けた。

 

 

出発まで、ホームに降りるエスカレータの目の前にあったcosta coffeeで、行き交う旅人を眺めながら朝ごはん。

ホームの案内板もわかりやすく、スムーズに乗車。2等車でも日本の新幹線と遜色なく、快適だった。




ああ旅をしているなと感じるのは、観光を楽しんでいる時よりむしろ、移動のときのように感じる。

ちゃんと列車に乗れるだろうか、無事に着くだろうか、間違えずに降りられるだろうか、次の街はわたしを快く迎えてくれるだろうか。


車窓からの景色は、日本のいなかに似てるようで、全然違う雰囲気がある。低い木々だったり、ポツンと建つ木造の教会の尖塔だったりが、昔おとぎ話(それもちょっと不穏な物語)で見たような、異世界を思わせる。

無事クラクフ到着。


日本ではアウシュヴィッツ訪問の入り口くらいの知名度だが、11世紀から16世紀まで500年以上もポーランド王国の首都として栄えた都市。第二次世界大戦の破壊を免れ、ここの旧市街も世界遺産に指定された。


そんなクラクフの駅は、意外にもとても近代的。駅ビルにはショッピングセンターがあり、何でもそろってとても便利。

 

翌朝が早いので、宿は駅の目の前にあるPURO Hotelを選んだ。

 

 

このホテル、ものすごく気に入った。駅は目の前、旧市街までは徒歩5分くらいと立地が最高。防音がしっかりしていて静か、新しくて清潔、設備はかゆいところに手が届くように揃っている。ロビーでは24時間、各種コーヒーやお茶がいつでも飲める。そして内装がかわいい。


1本道を入れば、違う世界になります。