継続のクライアントさんが、困ったことが起きて、もうだめだ! と追いつめられた朝、「今日セッションできますか?」と連絡をくれました。

その夜。
朝かかえていた問題は、なんとか解決した。もっと早い段階で人に話したり、相談できたりすればラクなのに……。ぎりぎりまでひとりで抱え込むクセを変えたい。

話はそこから始まりました。

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ひとりで抱え込んでも、これまで何とかしてきた。それにいつも相談できないわけじゃない。過去に困った具体的な場面を聞いていくと、話はまた別の方に広がっていきました。


@adityaries

 

クリエイターであるクライアントさんは、自分の活動を人に知ってもらうために、やった方がいいとわかっていることがあっても、できない。人に聞こうと思っていることがあるが、ずっと聞けずにいる。

「外に出たい感じ。気持ちが外に出たい」

一方で、できていることを聞くと、これがすごい。普通、それはなかなかできないよ、ということを、これまでいくつもやってのけていました。

それとコレとの違いはなんだろうか。
本当に願っているのはどこだろうか。

これまでやれたことは、どういうきっかけで始めたのか?
「だいたいノリで始めてますね」

ノリ。
心が動けば軽やかに行動をはじめ、驚くほど粘り強く、かつ楽しみながら、それを続けられる。やってることに慣れたころ、すーっと引いていく。まるで波乗りのよう。ひとつの波に乗ったら、別の波を求める。しかも、クライアントさんが乗りたい波は、普通の人が求める波とは違う。

「“できない”例に挙げたこと、本当にやりたかったですか? 声をかけようとしたその人に、本当に興味持ってましたか? 周りから言われたことを“やらなきゃ”って思ってませんでしたか?」

そう聞くと、まったくそのとおり。他人の枠に合わせようとして元気を奪われていたのでした。
そして新しいことへのチャレンジが好きなのに、同じことを続けられないと、自分を責めていたのです。

ユニークな、唯一無二の個性をもった自分。
「そうか! 継続ができてないと思ってたけど、方法がどんどん変わっているだけ。自分がいいと思うものは人と違う。自分は人と違うんだ!」

靄が晴れ、ノリノリになったクライアントさんから、ものすごいパワーが立ち上って見えました。