コーチングスクールの仲間に呼びかけて、対人支援者のメンタルケアについて語り合う、小さな会を開きました。



わたしは昨年末から、生活に困窮した方たちを支援するNPOで相談対応や関係各所との調整をしています。激しい感情や負の感情に触れることも少なくありません。あまり気にしない方なのですが、疲労骨折のように、小さなダメージの積み重ねで気持ちが重く乾いてくるように感じました。

ケアワーカーや行政の担当者なども同じではないだろうか、それが結果的に、わたしたちの本来の目的である「人のサポート」に悪影響を与えてないだろうか。

災害時の支援者のストレスケアについては、3.11以降目にするようになりました。もっと日常的な、それこそ疲労骨折を防ぐようなケアを知りたい、と思ったのがきっかけです。

実は転職前は国際協力の団体にいて、そういった話はもちろんあったのですが、当時は広報担当だったため全然理解していませんでした。その鈍感さに驚いたというのも大きいです。

@ artbyhybrid

集まった4人はそれぞれ違う業界、違う立場。NPOも行政も企業も関係なく、ストレスケアに対する理解、意欲、ノウハウ、リソース、どれもまだまだ課題のようです。援助現場という特殊な状況での精神状態もある。個人的なストレス発散や癒しに頼るのも限界がある。
仕組みがあったとしても、ストレスやケアに無理解な空気があれば機能しないし、経営者や管理職が理解してなければ、もっと言えば彼らがケアされていなければ、阻害要因になりやすい。

おそらくノウハウやリソースは存在するのでしょう。でも、切実に必要としているわたしたちの元には届いていません。
そこで、このグループで情報交換や話し合いを続けていくことになりました。同じ思いの者同士で話せること自体が一種のケア。コーチングにできることも結構ありそうです。