先日、飲食店の依頼がありました。


売り上げ不振。


早速、内容を聞いてみた。


「もっと売り上げを上げたい。」

「これだけやっているのにこれだけの利益しか無い。」

「メニューは増やしたくない。」

「こんなはずでは無かった。」

「従業員が思うように動いてくれない。」


確か、こんな内容だったが最後には

「景気が良くならないと・・・」

「立地が悪いから・・・」

「脱サラだから・・・・」

「年だから・・・・」

経営云々というよりもプラス思考を持つことが

先決では?


確かに私の仕事は

経営者の思想や経営理念などを引き出して

それから店舗の現状を調べるのですが

決して、愚痴を聞きに来たのではありません。

一週間、店舗に入りましたし経理も見ましたが・・・・。


長時間の話し合いを持ちましたが

店の方向性やクライアントの考えの

確かな答えが返ってきません。

漠然と「もっと儲けたい。」


そうでしょう。商売をしていれば誰もが思うことでしょう。

当たり前の事です。


その為にどうすればいいのかを知りたくて

依頼をされたのも分かります。


よくよく話をしてみると

アドバイス通りにすれば

利益がうなぎのぼりになって

ぼろ儲けできる

と思われているようでした。


正直、今回は引きました・・・・


今まで何度もあった事ですが

クライアントとこちらの考えに開きがありすぎると

必ず後でトラブルになります。


何年か営業しているのなら

自分の店舗の適正な売り上げや

それにかかる経費くらいは分かっていなければ

そこからのアドバイスは、今までクライアントが

重ねてきた努力を全否定から入らないといけないので

かなりつらいですし、無駄な事だと私は思っています。


店舗運営を丸投げされるのなら話は変わってきますが

決して流行請負人ではありませんし手品師でもありません。


100店舗あれば100通りのやり方があると思います。

しかし経営の基本は幾通りもありません。


接客方法や、商品、メニュー等

やり方だけで考えると無数にあります。

飲食店で細かい例を挙げれば

「パパママストアでは接客用語をあえて崩して

フレンドリーな接客をする。」

これだけを言えば有効な手段ですが

その店で客単3000円を目指すとなると話は変わってきます。


結局、これらは理念や戦略がしっかりしていないと

ブレてしまうところですが

そのブレを第三者からの視点で見て修正するのが

コンサルタントの仕事だと私は思っています。


今回は、クライアントにセミナーを勧めました。

厳しい事を言ったので

「何を!この若造が」と思われたと思いますが

その怒りを奮い立たせて

自分の店舗に注いでくれれば

私なんかがアドバイスするより

もっと売り上げが上がるでしょう。


今回は、報酬なしで終わってしまったので

これを「無駄」と考えるのが結果主義なんでしょうけど

私にとってはまたプラスになりました。