少し前のことですが、ひさしぶりに鍼灸院に行ってきました。
どうも腰がぎっくり腰になりそうで、ヤバいなと思ったからです。
ひさしぶりに電話すると、いつもの先生が独立して診療所をつくったとか。教えてもらった先に電話をすると、懐かしい声の先生が、新しい場所を教えてくれました。
そこは鍼灸整骨院のタイユというところで、JR秋葉原駅や地下鉄では岩本町駅が最寄りです。
その日は仕事を休んで奥さんと映画を観た後、カフェで食事をして過ごしたりしていたのですが、何となくワインも飲んでしまい、酔いも醒めないうちに診療所へ行く時間に。本当は良くないんだよなと思いつつ、まだ新しい診療所に入ると、変わらぬ先生の元気そうな顔が。
最近の様子などを話しながら、エスプレッソをいただき、酔いが収まったところで診察室へ。痛みのない鍼、お灸、足の小指の先の血を少し抜くなど、細やかな施術と痛みの有無などを確認しながらの、あっという間の1時間でした。確かに腰の痛みが和らいで、何となく違和感のあった全身症状もだいぶすっきりしました。
施術のついでに、腰以外の気になっているところについてもいろいろ話すのですが、肩こりと耳の不調の関係、腰痛の原因となった柔らかすぎるベットマットと無理のないトレーニング、お腹に溜まりがちなストレスのことなど、普段から気になっていたことの相談に乗ってもらいながら、その場で素早く手を施してもらうというぜいたくさ。「全身をチューニングする」という感じがとても心地よいのです。
鍼灸は日本中にたくさんありますが、全身をバランス良く診ながら、短い時間でも効果が実感できる施術ができる人は、実はあまりいません。料金はどこも似たり寄ったりですが、腕には大きな差があるのです。タイユの先生は、技術や経験はもちろん、人間を観察すること、患者の声に耳を澄ますことに長けていて、数ある施術の方法のなかからベストの判断を素早く下せる、いわば「達人」ではないかと思っています。
元はといえば、腰痛持ちの健康オタクの先輩から紹介されたのですが、知り合いのイラストレーターの友だちだったりして、不思議な縁がある方です。病気になる前に、自分の体から「少し調子が悪いな」という声が聞こえたら、その声を素直に聞いて、これからもたびたびお世話になろうと思いました。
帰るころには東京には珍しく雪が積もり、いただいた黒飴をなめながら2分も歩くと地下鉄の駅に到着。「本当に東京は便利でありがたいな」とあらためて思いながら家路につきました。