安藤忠雄氏の事務所 | Create3

安藤忠雄氏の事務所

世界的有名な建築家安藤忠雄氏の事務所に行ってきました。
事務所は自身の処女作富島邸を買取り改修したもので、数回にわたって増築、近年は道路挟んで向かいに新館を建てています。頻繁に本や雑誌等で紹介されている建物です。
大先生は忙しくて事務所には見えませんでしたが、所員さんと、最後には奥様にお会いできました。
そもそも、どうしてそれが実現できたかと言うと・・・
私のアメリカ留学時代に女性建築家のBonnie Albertさんというかたと知り合い、今でもお付き合いして頂いており、その方が日本旅行で大阪に滞在した際一緒に連れていってもらいました。
Bonnieさんはニューヨークで百数十人規模のFoit-Albertという設計事務所を経営しているので、きっと想像以上のコネクションを持ってらっしゃるのだろうと思います。

内部は紹介できなくて残念ですが、先生の席から所員の席までダイレクトに声が通るように吹き抜けになっており、所狭しと竣工物件の模型やドローイングが飾ってありました。その設計現場の熱気はその場に立った瞬間に私に伝わってきました。

私は建築を目指して20年余り、事務所を始めておよそ1年。この夏に安藤忠雄氏の事務所を見ることができてとても良かったと思います。
氏の作品に大阪中ノ島のプロジェクト(建設されていません)の有名なドローイングがありますが、直で見て驚愕しました。
本や雑誌で馴染み深いものですが、ドローイングの奥底からにじみ出る気迫に圧倒されました。きっと本人が隣にいたらもっと凄かったでしょう。
スタイリッシュな建築物の印象からは想像するに困難なその仕事ぶりは、本物の建築が決して上面だけで到達できる代物ではなく、建築家が人生を賭けて魂を吹き込んだものだけが達成できるものだと痛切に感じました。
私の現在の仕事とオーバーラップさせるのはおこがましい限りですが、この肌で感じた現実を今後の私の仕事に反映させたいと思います。