注文が増えたのはいいが、生産能力が追いつかなくて、残業・休出で対応することがよくあります。
月10から15時間程度の残業は、従業員にとっても必要だと思われますが、
時間外が50時間を超える、それも何カ月も続くと、いくらモティベーションの強い従業員でも、疑問を持ち始めます。
「給料が増えるのはいいとしても、好きな仕事とはいえ、しんどさとバランスがとれていない」
「もっと効率よく稼ぐ方法はないだろうか?」
「一生懸命仕事を」から「効率よく仕事を」に変わってくる。進歩してくるのです。
従業員にこんな気持ちを起こさせる前に、こういったことは経営者が先に考えておかなければならないのです。
「人は遊ばせるな」「機械は遊ばせるな」
こんな経営者はさすがに減りましたが、残業や休出の割増が、どれだけ時間当たり生産額を悪くしているのか、きちんと把握している経営者は少ないものです。
製造業は「集客力」「開発力」「生産力」のバランスが基本です。
生産力を上げるために工場の合理化ばかりに神経を注ぐことも問題ですが、生産は時間外で何とか対応できるとばかりに、受注量を増やすことばかりに力を注いでも、内部で知らない間にひずみが生ずるものです。
《工場は出荷してナンボ》
いくら注文を取っても、生産して出荷しないと「売り」は立たないのです。