工場改善コンサルタント 西谷です。
今日のテーマは【Π(パイ)型技能者を育成する】です。
『Π(パイ)型技能者』とは、一通りのことは概ね知っていて
、かつ、二つの専門技能を持った技能者のことです。
「仕掛品は罪悪ではない」
「仕掛品の管理こそが、工場管理のポイントだ」
ということをいつも主張しているのですが、
仕掛品の上下限管理をするといっても、作業者が皆、特定の
工程の仕事しか出来ない場合は、これは不可能です。
「何でも出来る」ことは一見理想的ですが、すべての仕事で
4段階評価の「スキルマップ」でレベル3以上の技量を持つ
ことはまず無理なことです。
欲張らなくていいから、最低2つの仕事をこなせれば十分です。
自分の後ろに仕掛品が溜まってきて上限を超えたら、次工程に
応援に行く。
下限値までさばけたら、又自分の仕事にもどる。
実際は5つも6つも複雑な工程で生産されるのが普通ですので、
こんな簡単にいくことはありませんが、基本的な考え方は変わ
りません。
工程ごとのSCT(Standard Cycle Time)と、仕掛品の上下
限値を設定すれば、だれが、いつ、どの工程の応援に行けばいい
のか、事前にシミュレーションすることができます。
現実はなかなかシミュレーションのとおりに回らないのですが、
SCTのばらつき原因を改善することで、どんどん理想型に近づ
いていくのです。
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