工場管理職の研修で、
「仕事にムダが必要と思う人はおられますか?」
と聞いたら、
どこでも1割程度の人が手を上げられます。
「ムダ」とは「目的達成の阻害要因」のこと。
目標達成を阻む行為が必要であるわけがありません。
「でも、重量物を扱う現場では、たまには息抜きさせてやらないと・・」
「余裕」は必要です。
適度な休息を与えないと、却って仕事の能率が落ちますし、労働衛生上
の問題が起こることもある。
手を上げた人は、「ムダ」と「余裕」を取り違えておられるようです。
『プロセス・マネジメント』は、「マクロなムダの除去」からスタート
します。
「マクロなムダ」とは、
・ 定置作業なのに、持ち場を離れる。
・ 人に問い合わせる。(この出来栄えで品質OKなのか、など)
・ 機械の調整に手間取っている。
など。
ある工場でワークサンプリングをしたところ、この種のムダが2時間
も観測されました。特定の作業者の話です。
ほとんどが材料を取りに行く時間だったのですが、こういった作業は
つい、「必要な仕事」と考えてしまいます。
作業者自身がムダと認識していないムダは、現場のあちこちに
ころがっています。
これは作業者が悪いのではなく、管理者が教育していないところに
問題があるのです。
管理者自身が「ムダ」と「余裕」の区別を付けられないというのは、
管理者を管理する側に問題があるということになりますね。
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