「○○で儲かる会社を作る」
というテーマのセミナーでコストダウンの話をしたら、
必ず一部の人から不満が出る。
コストダウンは、売り上げが伸びなくても収益が上がる
わけだから、「儲かる」ことには違いないのだが、「儲かる」
というテーマでは、「売上を伸ばす」方法論を話さないと
納得しない人がいる。
「期待した内容と違う」ということになる。
セミナーテーマの文言から、受講者は何を期待するか。
これを真面目に考えるのも講師の責任といえる。
というよりも、自分の話したいことを適確に表現する
テーマを設定することが必要ということだ。
「品質管理」のテーマで、経営戦略の話をしたことがあった。
経営戦略も経営者の仕事の「品質」なのだが、これも一部の
人には不満だったようだ。
私の敬愛する小林秀雄氏は、タイトルのイメージと中身の
文章は大いに異なっているものが多い。
20代前後の時に愛読していて、全集も持っている。
氏の文体を真似た文章をよく書いたものだ。
現実の世界では、シンプルに、誤解を受けにくい表現が
求められるようである。
あまり恰好をつけようとしたら、却って恰好悪くなって しまう。