どうも、キミです。
突然ですが、
明るい所から暗い所へ行くと、暗い所が一層暗く感じたことって
ありません?
あるいは、重たいものを運んだあとだと、
軽いものが余計軽く感じる、ってやつ。
この、
最初と二番目で提示されるものが大きく異なっている場合、
二番目のものが実際以上に感じてしまう、
という現象のことを、
「コントラストの原理」
って言うんですね。
精神物理学の領域で確立されたらしいですヨ。
このコントラストの原理が「知覚」で感じるのを
「知覚のコントラスト」って言うらしいです。
んで、この知覚のコントラストを我々は日常的に感じています。
例えば、小学生の頃のプール。
気温が低く肌寒い時にプールに入ったら、
何故かプールの水が温かく感じてしまった、っていうやつ。
経験ありません?
これは外が寒いから、コントラストの原理で相対的に
水が温かく感じてしまったんですね。
あと他にもマクドナルドのマックポークの値段。
マックポークって、最初100円で売られてたじゃないですか。
それがいつの間にか120円になってて、
思わず「たけえww」と思いませんでした?
たった20円の値上げなのに、100円というのを知ってたから、
コントラストの原理で必要以上に高く感じてしまったわけです。
(なんでマックポークなくなっちゃったのぉ(´Д`))
こんな感じに、知覚のコントラストは日常的に起こっています。
1万5千円のクツが8千円に値下げしてたら、
「安い!」って思いますし(実際は他のクツとたいして値段変わらないのに)、
イケメンが隣に居たら、そのイケメンのイケメン力が向上して、
ぼくの普通度が必要以上に下がってしまうということが起こるわけです。
つまり、イケメンは悪という事です。
(ツッコミはいらんです)
で、この「コントラストの原理」は使い方次第で色々使えるわけですね。
ビジネスとか、サプライズイベントとか、プレゼントとか。
ビジネスでは、例えば不動産なんかでは、
最初に魅力がないボロ住宅を紹介して、次に魅力的な綺麗な新築を見せる、
なんて方法がまず考えられますね。
サプライズイベントでは、最初に相手に冷たく素っ気なくして、
その時になったら満面の笑みで迎える、とか。
彼女のプレゼントなんかでも、最初にしょぼいもの見せた後で
本命を見せたら、実際の値段以上に見せることも可能でしょうネ。
ちなみに何故わざわざ「彼女の」という枕を付けたのかと言えば、
これを読んだ人の彼女に
「そう言うことだったのね!」
と殴られればいいと思ってるからです。
嘘です。ぶっちゃけ他人の恋路はどうでもいいです。
そんなこんなで。