東京・神奈川でキッチン・レンジフード・浴室クリーニングキャンペーン中のお掃除屋さんクリエイトおそうじクラブです。
当たるという事ではこれも春から縁起が良いと言うのでしょうか？
まあ驚きました、事前に聞いていたのではありますが・・・
当初、１ＬＤＫ在宅のまるごと清掃の依頼でした、固定金額のサービスがあるのでその金額でお話したら、びっくりする位に汚れが激しいということと、範囲外の天井や壁のほこり取りなどを希望され、追加になって構わないのでしてほしいという事でした。
汚れが激しいとおっしゃった過去の状況を頭の中で思い浮かべ、まあ何とかなるでしょう。
それでは、できるだけ追加は少なくて済むように努力しますねということで予約を受け付けしておきました。
この日はどういう訳か予約が立て込んで、別の日にお願いしてもどうしても無理なのが他に５現場ありこれを加えると６現場をこなさなければなりません。
なので、通常２名で半日位のところに３名投下して、遅くても１３時には移動して次の別々の現場に迎えるように計画していました。
なのですが、前日の確認の電話のを入れたら、念押しでビックリします、追加料金は取ってくださいとおっしゃるので念には念をと思ってさらに１名追加してこちらのチームは４名で向かいました。
１ＬＤＫに４名は普通ありえませんが、その分早く終わらせて・・・・なんて考えていましたがドアを開けてビックリです。
一同ビックリで声が出ません。
まず、水まわりですが浴室は真っ黒のカビだらけで、浴槽は変質してしまっていて汚れを落すことが出来ない状態になっています。
石鹸カス・スケール・ホコリなどなどがガチガチ状態になっていて、洗剤を受け付けない状態です。
おまけにシャワーが無くどうやって壁や天井を洗おうか？
たまたま、午後のお客様の為に高圧洗浄機を持って行っていましたが、まさか、風呂の壁や天井を高圧洗浄するとは思ってもみませんでした。
次にトイレですが、真っ黒です。
尿石にホコリがくっついてガチガチ状態です。酸性洗剤で尿石を柔らかくしようにも全く効き目なしで、削るしかありません。
まるで、アイスピックで氷を削るような音がトイレの外まで聞こえてきます。
担当者は全体が白くなるまで何と４時間以上トイレにこもって削り続けていました。
キッチンも同様に、真っ黒な脂で換気扇を分解するにも一苦労、ただ、ガスレンジは廃棄してくれていたのがせめてもの救いでした。
あと、部屋はゴルフボール以上で野球ボール以下くらい成長した綿ホコリがあちこちにあります。
壁には一面に２センチ位の綿ホコリがタバコのヤニと交じって張り付いています。
お客様と清掃前にうち合わせて、追加料金は２万円にだけにしましょう。
その分仕上がりは大目に見てください。
時間をかけて作業しても多少は良くなっても、劣化や変質が激しいので新品のようにキレイにはなりようが有りません。
お客様はそんな金額で宜しいのですか？と驚いていました。
どうやら当社に依頼する前に相談した業者さんがとんでもない金額を言っていたようです。
時々あるんですよね、とんでもない金額を言ってきて、断ってもらおうというのが。
以前にも１ＬＤＫで１８万とか３０万とか言われたというお客様のクリーニングをしたことがあります。もちろん当社の価格は一桁です。
お客様に色々話を聞くとどうやら元のご主人のお住まいのようです。
「自分にはもう関係ないんですけどね」
病気で入院して呼ばれたみたいで、退院するのにホコリが体によくないのでキレイにしなければならないとの事でした。
自分がいなくなってからだから８年は掃除をしていないだろうとのことでした。
どういう事情かはわかりませんが、別れた御主人の面倒を見てくれている心の優しい奥様でした。
まあそんなことで、休憩なしでお昼過ぎまで通して当初の予定時間をオーバーしながら無事に終了です。
お客様にお越しいただいて見てもらいましたが、キレイになったと驚いていらっしゃいました。
半分あきらめていたようですが、想像以上にキレイになっていたようです。
我々からすると、今一つの仕上がりですが、当初の状態と素材の変質を考えると良い仕上がりなのかもしれません。
お客様からはこんなに安くして頂いてありがとうございますと感謝され、さらにお昼でも食べて下さいとポチ袋を頂きました。
辞退したのですが、どうしてもということだったのでありがたく頂戴して後でみて見たら１万円入っていました。
きっとどこか比較したところより本当にかなり安く済んだのでしょう。
まあ、びっくりするような物件に当たったのですが、追加料金の他に昼代まで頂き、ありがたい話です。
少しでも安くしようとする方が多い中、とても心くばりある方と接することができ、最近忘れていた日本人の古き良き心を感じることが出来ました。
今年もこのような心の温かさに数多く接する事が出来ればばと思います、また私自信もこうした心の温かさを持っていたいなとつくづく感じた１日でした。