黒い雨、再び!グッドニーからのメッセージ | 初心者も幸せを呼び込めるスピリチュアル・マガジン

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モダンミステリースクールのニューズレター3月号、
メッセージ内容は東北大震災に関連する記事でした。

ニューズレターをとっていない方もいると思うので、この場でシェアさせてもらおうと書きますね
英語と日本語訳とでありますが、日本語訳の方だけ写します^^モダンミステリースクールのHPは「http://mmsjapan.jp/」
長文ですが、ライトワーカーの方は特に。そして全ての人に読んで欲しいです。

『黒い雨、再び!』その日、気仙沼は寒かった。私は、仕事先の家の最後の壁の塗装を終え、妻と娘と共に遅い昼食をとるため、家に帰る準備をしていた。そのとき、それは起きた。大地が動き、揺れ、まるでどちらに行こうか決めかねているかのように激しく動き出し、あまりに激しい揺れに、私のはしごが落ちてきた。そしてゴジラが地下から蘇って暴れ回るように暴力的に、周囲のものは全て激しく振動していた。明らかに、人生で最悪の地震だった。揺れが収まると、気にかかるのは家族のこと、安否を確認するために、すぐに家に戻らなくてはいけない。
港の方から何かの音が微かに聞こえていた。警笛が鳴らされ、そして何事か話す声がしていた。私は急いで荷物の片付けを再開した。古い絵の具の缶で筆を洗った。仕事道具を綺麗に片付けることは私にとって重要なことだった。それは私の仕事の命綱だったから。テレピン油のシンナー臭が喉を詰まらせた。何年も仕事をしていても、この臭いに悩まされなくなることはない。気持ちが焦るほど、テレピン油の臭いは一層キツく感じられたが、ブラシはすぐにキレイにしておかないと、もう二度と使えなくなってしまう。
私は急いで荷物をまとめて車に積み込む。すると、また港の拡声器から何か声がするのが聞こえてきた。またしても、何を言っているのか良く聞き取れない。しかし、何かが私の耳に引っかかった。一つの単語が、私の背筋を凍り付かせた。津波!定かではないが、そう聞こえた氣がした。「すぐに確かめなければ」そう思い、私は急いで車に乗り込み、港の方へ向かった。もし本当に津波が来るのなら、急いで家に戻って、妻と子供を高台に避難させなければならない。しかし、私は拡声器の声を確かめるために、港へ向かって車を走らせた。その声を聞くために、車の窓を開けて走っていると、またその声が聞こえてきた。「警報、警報、高台に避難してください。津波が来ています!」
私はすぐに車の向きを変え、自宅へと急いだ。すると突然、私の車が地面から浮き上がった。海水が私の車をつかまえていた。非常に恐ろしくなり、どうすれば良いのか分からなくなってしまった。頭は、妻と娘のことでいっぱいだった。車の屋根によじ上って、水の中に飛び込み、自宅の方へと泳ぎ始めた。自宅がすぐ底に見えてきた。そのとき、津波がまたもう一匹のゴジラのように凶暴になり始めた。彼が私を連れ去り、引き回し、漂流物が体に衝突し、けがをし、血が流れていた。しかし、思考はただ家族のことだけで、自宅に向かって泳ぎ続けていた。街灯のポールに捕まって、そこによじ上った。目の前が。もう自宅だ。もう一度泳ごうとしたが、その頃には津波の流れはあまりにも激しくなっていた。
近くに流れ着いた車に再び飛び乗った。港から内陸への水流に乗って、まるでボートのように車は流されて行く。目の前に自宅があった。妻と娘が中にいるはずだ。その時、その家が浮き上がって流れ出すのを私は目にした。信じられない光景だった。丸ごと一軒の家が、目の前で流されて行く。最初、家は私のいる方へ向かって流れてきたが、まるで何かに掴まれたようにすぐに方向を変え、海へ向かって流れ出した。家がそばを通り過ぎる時、窓の所に、妻と娘がいるのを見た。私の乗った車はまだ、内陸へ向かって流れていた。家とすれ違う瞬間を狙って、窓に向かってジャンプした。レールを掴んで飛び移る。家に飛び移ることに成功し、そのとき私は家族を救うことができると思っていた。窓は壊れていたので、そこから妻に向かって叫んだ。「僕はここだ!こっちにくるんだ!」2人は窓辺にやってきた。しかし、レールが壊れていて窓が上手く開かない。「ベランダに行くんだ!僕はここから昇るから!」と、私は妻に言った。「怖いわ。お願い、早く来て!」と彼女は言った。私は窓枠を伝ってバルコニーへと昇り始めた。すぐそこだったが、たどり着くのは困難だ。つかまる場所もない上、家は水の中で常に動き続けていた。何度も傾いて、左右に揺れた。バルコニーにたどり着くには、ジャンプしなければ行けない。私はジャンプし、別の窓枠に飛び移ろうとした。しかし、滑ってしまった。私は深く水に落ちて、沈んでしまった。再び水面に浮かび上がった時、妻が娘を腕に抱いて私を見下ろしているのを見た。家は流れ続け、また別の方向へどんどん連れ去られて行った。
それが、妻と娘を見た最期の時になった。
東北で起こったこういったストーリーはたくさんあります。2万5千人以上の人が亡くなったり、行方不明になったりしているのです。たくさんの恐ろしいことが、そこでは起きたのです。あまりに多くの命が失われ、あまりに多くの人々が家や仕事を失いました。このむごさは亡くなった人だけではなく、何千人もの当たり前の人生を奪われた人々にも当てはまります。日本の豊かな地。たくさんの野菜が収穫され、魚が捕れる豊穣の地が、今や破壊されてしまったのです。人々に起こった荒廃を見るのは胸が痛みます。彼らの絶望と精神的苦痛は圧倒的で、多くの人が自殺の道を選んでいます。あまりにも絶望が深く、あまりにも痛みが大きすぎるために。
多くの皆さんがご存知の通り、NPO平和のゴールデンピラミッドは、震災の4日後から被災地に行っています。私たちは人々のため、できる限りの助けを届けられるよう、今日でも努力を続けています。やるべき事はたくさんあります。水や食料をと届けることの他に、精神的なサポートも必要です。人々に希望を届けるのです。地震が起きた最初の週、私はカズさんと一緒にいわき市へと水と食料を届けに行きました。レンタカーに乗って、東京を朝早く出発しました。現地にたどり着くには、地震で損壊した道を走らなくてはいけませんでした。道行きはまるでジェットコースターにのっているようでした。私たちは2人ともお腹が気持ち悪くなり、吐き気を覚えました。しかし、海岸沿いの道に出ると、私たちは言葉を失いました。破壊された町並みがそこに広がっていました。津波がいかに悲惨にすべてを破壊し、押し流してしまったか。それはひどい光景でした。まるで何か邪悪な素材がやってきて、欲するすべてを掴み取って行ってしまったかのようでした。それが通った後には、死と破滅しか残されないかのようでした。
しかしそれでも、生き残った人々に会った時に体験した感情、感覚は、私たちが予想していなかったものでした。避難所に到着すると、施設の外に数百人もの人々が食事をもらうための列に並んでいました。私たちがそこに到着すると、彼らは非常に喜びました。その日、何も食べていなかったからです。私たちが運んできた物資を車から降ろすのを、たくさんの人が手伝ってくれました。一人の老齢の男性は非常に興奮していました。彼は少し英語が話せたので、荷物を下ろすのを手伝ってくれながら、彼はいろいろなことを話しました。すると、唐突に彼は決壊するように泣き出し、私に抱きついてきました。来てくれてありがとう、と言いながら。そして彼は、妻のこと、娘のこと、娘と婿(むこ)、そして四人の孫のことを話し始めました。「どうして、どうして神様はみんなを私から奪い去ってしまったのか。どうして神様は彼らを残して、代わりに私を連れて行ってくれなかったのか」。私は何も言えませんでした。彼が語る真実は、私に完全に理解することも、何か言葉を返すこともできないものでした。私はただ、彼が泣き止むまで腕の中に抱きしめていました。
私たちは沈黙の中、破壊と荒廃のさなかにあるいわき市を離れました。人生が違ったものに見えてくるようでした。私たちは、人々を、私たちの兄弟姉妹、かぞくである人々を被災地に見捨てておく様なことは絶対にできない。そう強く確信していました。東京に戻った時、家族や友人が無事でいるということが、どれほど幸運なことなのかを考えずにはいられませんでした。私たちはすぐに被災地に救援を届ける計画を立て始めました。物資を運ぶためにトラックを購入することをその週のうちに決め、そこから数週間は東北エリアにほぼ毎日のように物資を運び続けました。私たちはたくさんの人に会い、たくさんの避難所を訪れました。ひとびとの必需と希望に応えて、今でも支援を続けています。現地では今でもたくさんすべき事があります。特に今は、ひどい絶望から自殺に訴える人々が増えてきています。
私たちは東北で必要とされています。希望を運ぶため、たくさんの計画があります。私たちはいわき市でほぼ毎月イベントを行っています。去年の12月には800人もの人々と共にクリスマスパーティーを行いました。GPOPの友であるサンプラザ中野くんがやってきて、歌を歌ってくれました。すばらしい会でした。来場者全員がクリスマスプレゼントをもらって帰りました。現地に希望を届けたのです。私たちは今後毎月、現地でイベントを開催することを計画しています。そして音楽業界からもたくさんのサポートを得ています。福島市から岩手などもっと北の年を中心に、東北の様々なエリアで音楽フェスティバルを計画しています、こうしたイベントにはたくさんの助けが必要です。私はこうした活動をサポートしてくれるよう、GPOPのコミュニティを呼び込みます。人々が生き残れるように。精神的苦痛から解放されるように、私たちは本当に必要とされています。
震災から一週間ほどたったとき、ここ東京で私は一人の老齢の女性と話しをしました。彼女は地震のせいで非常に怖がっていて、東京でも災害が起こるのでないかと危惧しているのだと話していました。私は、可能性はあるけれども、大丈夫だと話しました。水と食料を家に蓄えておくように話しました。すると彼女は私を見て、その目に強い恐怖の色を浮かべながら言ったのです。「黒い雨が二度と降らないことを願っています」と。後から彼女の息子さんに聞いて分かったことですが、彼女は広島の原爆を体験していて、その後東京に移り住んだのだそうです。彼女はよく、原爆投下の後に降り注いだ黒い雨のことを話していたそうです。ライトワーカーとして、私たちはこの声に応えなければなりません。正しいことをしなければ行けません。何があっても。このワークのために、犠牲を払わなければいけません。そして希望を絶やさないために、恐れている人々に平和をもたらすために、必死に働かなくてはいけません。
ミステリースクールの一員として、これが一番大切な責任です。私たちは絶対に、兄弟姉妹を見捨てることはできないのです。ですが東北だけではありません。今日、この惑星の他の場所においても、私たちに要求される仕事は莫大です。人道への奉仕者。どうか、すべての職業の中でも最も神聖な、この仕事に誇りを持ってください。そして私たちにあなたの力を貸してください。平和のゴールデンピラミッドのコミュニティは今や、人々を助けるために奇跡を起こす人道主義者たちの、大きな勢力になりつつあります。どうか、この勢力に参加してください。そしてあなたの真のライトワークに誇りを持ってください。
グッドニー・ゲド・グドナソンRM