いつもありがとうございます。
神戸です。
明日はちょっと都内の
大きいプールまでいってきます。
今年の夏は海遊びに始まり、
プールまで体験できて
夏っぽい遊びにはまっております。
まぁ、真冬も海にいき
サーフィンをやっていたのですけどね笑。
海と友達になってきた今日この頃です。
さて、最近はちょこちょこと
個別セッションを重ねておりますが、
人との出会いはまさに奇跡ですよね。
美しい心の模様を拝見するのが
楽しすぎます。
しかし、そのなかでも
「繊細さん」ならではの苦労や苦悩を
伺う機会もあります。
今日のテーマは「繊細」
どうか好きな飲み物を用意して、
ゆっくり深呼吸してから
読み始めてみてくださいね。
「どうして私は、
こんなに気にしすぎてしまうんだろう」
「相手の一言が気になって、
ずっと胸がザワザワしてしまう」
「人と話すとき、
妙に疲れてしまう」
そんなふうに、
自分の“繊細さ”に戸惑ったり、
責めたくなってしまう日が
あるかもしれませんね。
だけど、どうか覚えていてください。
“繊細である”ということは、
あなたが他の人よりも
多くのことを感じ取れる感性を
持っているということ。
それは、弱さでも欠点でもなく、
あなたにしかない
「美しい力」なんです。
今回は、そんな“繊細なあなた”に
寄り添うように、
繊細な感性との付き合い方、
心が少し軽くなる考え方について
お話ししていきます。
1. 繊細さが「生きづらさ」に変わるとき
「HSP」という言葉を
ご存知でしょうか?
近年注目されている概念で、
「音や光に敏感」
「人の気分にすぐ影響される」
「感情を強く受け止めてしまう」など、
いわゆる“人一倍、
刺激を受け取りやすい人”のことを
指します。
こうした繊細さを持つ人は、
・日常の小さな言葉に
心が傷ついてしまったり
・人の機嫌をうかがいすぎて
疲弊したり
・普通の人が気にしないことに
過敏に反応してしまったり
といった悩みを
抱えやすくなります。
そして何より厄介なのは、
「こんなことで傷つく自分が
悪いのかも」
と自分を責めてしまいやすいことです。
だけど、それは決して「弱さ」では
ありません。
むしろ繊細さとは、
「感じる力」や「共感する力」が
人一倍強いという、
立派な“資質”なのです。
2. 繊細さと“あたたかく付き合う”
繊細さを完全に
手放すことはできません。
でも、繊細さを「生きづらさ」ではなく
「味方」に変えることはできます。
それは、あなたがその感受性と
どう付き合っていくか。
「責める」のではなく
「受け入れる」ことで、
心はじわじわと軽くなっていきます。
大切なのは、
「繊細な自分」を“なおす”のではなく、
“整える”こと。
たとえば、ガラス細工のように
割れやすいものがあるなら、
それを無理に強くしようとするよりも、
やさしく丁寧に包んであげればいい。
繊細なあなたも同じです。
あなたが思っている以上に、
あなたは人に深く共感できて、
空気を読めて、
細かいところに気がつく。
それって、すごい才能なんですよ。
3. 繊細なあなたを守る4つの習慣
それでは、繊細な感受性を
“守りながら整える”ための
やさしい4つのステップを
ご紹介します。
ステップ1:自分の「刺激量」を理解する
まず、あなたの心と身体が
「どんな刺激に過敏なのか」を
把握しておきましょう。
・人混みが苦手
・長時間の会話で疲れる
・SNSのコメントが気になる
・強い音や匂いに反応しやすい
こうした傾向があれば、
それを無理に慣れさせようと
しなくて大丈夫。
「私にはこういう特性があるんだな」
と認識するだけで、
心の備えができてきます。
心理学者エレイン・アーロン博士の
研究によると、
HSPの人は外部の刺激に
強く反応しやすく、
神経系の特性により
「疲れやすさ」は性格ではなく
脳の仕組みに
深く根ざしています。
だからこそ、刺激から自分を守る
環境調整が必要なのです。
ステップ2:心の「充電時間」を意識的に取る
繊細な人ほど、人と関わったあと、
心が疲弊しやすい傾向があります。
そんなときは、
「しんどくなる前に、休む」が鉄則。
・静かなカフェで1人時間
・お気に入りの香りで深呼吸
・自然の中を散歩する
・好きな本や音楽で感情を整える
これらの行動は、
繊細な感受性を回復させる
“心の充電タイム”になります。
誰かのために動くことが多い人ほど、
“自分のために休む”ことが
とても大切です。
ステップ3:「境界線」を意識する練習
繊細な人ほど、
人の気持ちに入り込みすぎてしまいます。
・友達の悩みが自分のことのように苦しくなる
・仕事の失敗を自分の責任のように感じてしまう
・家族の機嫌に振り回されて疲れる
こうした状況が続くと、
「自分の心」がどこにあるのかが
分からなくなってしまいます。
だからこそ、
「これは私の課題?相手の課題?」という
境界線をやさしく引く練習を
してみてください。
「相手の問題は、相手に任せてもいい」
この一言をそっと自分に言い聞かせるだけでも、
心が軽くなっていきます。
心理学者アルフレッド・アドラーの
「課題の分離」も、
この視点に近いですね。
ステップ4:自分の「やさしさ」を見直す
あなたは、たぶん周囲に
「やさしい人」と思われているはず。
でもそのやさしさが、
「自分を後回しにする癖」
につながっていませんか?
・断れない
・我慢しがち
・人の期待に応えようとしすぎる
こうした行動は、
あなたの“心の器”を
どんどん消耗させてしまいます。
「やさしくあるためには、
自分を満たすことが先」
そう自分に許してあげましょう。
自分に対してやさしくできる人こそ、
本当に他人にもやさしくできる人です。
4. 繊細な人が人生をラクにするカギ
いちばん大切なことは、
“繊細な自分を好きになれるかどうか”
ということです。
「こんなことで傷つくなんて…」
「もっと鈍感になれたらいいのに…」
そう思うたびに、
あなたの中のやさしさが
縮こまってしまうんです。
だからこそ、
こんなふうに言い換えてみてください。
「私は、感じすぎる人なんじゃなくて、
ちゃんと感じ取れる人なんだ」
「私は、弱いんじゃなくて、
深く共感できる人なんだ」
繊細であることは、あなたの魅力
感情の波に飲まれそうになる日も
あるかもしれません。
でも、その感性があるからこそ、
あなたは誰かの心に寄り添えるんです。
繊細さは、決して欠点ではなく
“魅力”として輝かせることができます。
5. そのままのあなたで大丈夫
ここまで読んでくださって、
本当にありがとうございます。
もしあなたが、
「もう少し鈍感に生きられたらラクなのに」
「もっと強くなりたいのに…」
そう思っていたとしても、大丈夫です。
繊細さは、あなたが
“心ある人”である証です。
そして、その感性があるからこそ
出会えた優しさやつながりが、
きっとあるはずです。
あなたの繊細さはギフトです
疲れたら、休んでください。
しんどかったら、
無理せず、離れてください。
傷ついたなら、
信頼できる誰かに話してください。
あなたの繊細さは、
弱さではなく“ギフト”。
誰にも気づかれないような
“心の震え”を感じ取れる、
あなただけの才能です。
どうかその繊細さを、
“自分を愛する方向”に
使ってみてくださいね。
心から応援しています。
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