いつもありがとうございます、
神戸です。
10年前の話なのですが、
東京ビッグサイトで
3000人の舞台に立つ機会が
ありました。
当時わたしはセミナー講師に
なって1年。
まだまだ自信がない時期でした。
でも、望月俊孝さんから
「一緒に登壇しないか?」と
お誘いを受け、
0.2秒で
「はい!登壇させてください!」
と返答。
緊張の中、わたしは登壇しました。
そこで、聞こえてくる反応は
「2割のアンチ」
「6割の無関心」
「2割の応援団」
正直わたしは、
2割のアンチに目が向いていました。
でも、だんだんと応援団の方に
目が向き、
大舞台を「成功」として
終わらすことができました。
この経験はわたしに
大きな「自信」を与え、
いまでも語っている
ストーリーとなったのです。
そして、今度は
幕張メッセで
大きな舞台に登壇します。
そこで伝えるのは
「心の使い方」です。
無料と有料の講演会を
やるのですが、
有料の料金設定が
バグっています。
とても安い方にね。
もし、興味ある方が多ければ
ご案内していきますね。
今日のテーマは「自信」。
どうか、好きな飲み物を
そばに置いて、
リラックスしながら
読んでみてくださいね。
「自信が持てたら、
どんなに楽だろう」
「私にはなぜ、
あんなふうに堂々としている人
みたいな“自信”がないんだろう」
そんなふうに感じたこと、
ありませんか?
たとえば、友人や職場の人が
イキイキと自分の意見を
伝えているのを見て、
「私なんてどうせ」と
一歩引いてしまったり、
家族や同僚から
「もっと自分に自信を持って」
と言われて、
かえって悩んでしまう。
自信という言葉そのものが
「自分には縁遠いもの」と
感じてしまうかもしれません。
実は、私自身も長い間
「自信がない自分」に
悩んできました。
カウンセリングの現場や講座でも、
「どうしたら自信を持てますか?」
という相談は
本当に多いのです。
今日は、そんな
“自信”というテーマで
お伝えします。
あなたが今どんな気持ちでいても、
ここでは否定されることは
ありません。
あなたの心に、ほんの少しでも
安心感や温かさが戻るような
時間になりますように。
1. 自信の「あり・なし」はどうやって生まれる?
そもそも、
「自信がある人」と
「自信がない人」は
何が違うのでしょうか?
世の中には
「自分なんて……」と謙遜しつつも
芯のある人もいれば、
表面的に自信たっぷりに見えて、
実は内面が不安定な人もいます。
SNSや雑誌、テレビなどを
見ていると、
「自信=能力や経験の差」
だと思いがちですが、
実際はもっとシンプルな
“心の状態”の違いに過ぎません。
大切なのは、
「自信がない」と感じる自分を
責めたり否定したりしないこと。
なぜなら、自信の“あり・なし”は
才能や育った環境だけでは
決まらないからです。
心理学では、自信とは
「自己効力感」や
「自己肯定感」
とも言われます。
つまり、
「私はやればできる」
「私には価値がある」
と感じられるかどうか、
それだけの違いなのです。
自信がないまま悩む方の多くは、
「今まで失敗ばかりだった」
「誰かと比べてばかり」
「どうせ私には無理」
という思い込みが
心の中に根づいてしまっています。
その根っこには、
「ちゃんとやらなきゃ」
「周りの期待に応えなきゃ」
という優しさや責任感も
隠れているもの。
まずは、そんな自分を否定せず
「今は自信がないだけなんだ」
と優しく認めることが、
癒しと変化の第一歩になるんです。
2. 自信は“育てる”ことができる
「でも、どうしたら
自信が持てるようになるの?」
多くの方が気になるのは
ここだと思います。
自信というのは、
“性格”ではなく、
“育てていける感覚”です。
心理学の世界でも
「自信の正体は
“自己への信頼”の積み重ね」
と言われており、
特別な成功体験や
天性の能力がなくても、
日々の小さな積み重ねで
しっかりと伸ばしていける
ものなのです。
冒頭で10年前に登壇した
東京ビッグサイトのお話しを
思い出してください。
そこで私が目を向けたのは、
アンチではなく
賞賛を送ってくれた応援団です。
ここで自己信頼を積み重ねたから、
講師として自信が
持てるようになったのです。
ハーバード大学の研究では
「パワーポーズ効果
(姿勢を変えることで
自信が生まれる)」を研究し、
「自信は行動や習慣で
高めていくことができる」
と実証しました。
また、カリフォルニア大学では、
「日々小さな成功や感謝を
意識するだけで、
自己効力感が高まりやすい」
と報告されています。
つまり、自信は
“自然に湧いてくるもの”ではなく、
“ちょっとずつ育てていくもの”。
今日からでもできる
小さな行動を積み重ねることで、
誰でも「自信がある人」に
なっていけるのです。
3. 自信を育てる5つのステップ
それでは、実際に
「自信」を育てるための
ステップを一緒に
見ていきましょう。
一つひとつは
小さなことですが、
確実にあなたの心に
“あたたかな自己信頼”を
取り戻してくれるはずです。
ステップ1:今の自分を否定せず「OK」を出す
何もできていない日や、
やる気が起きない自分がいても、
「まあ、そんな日もあるよね」
と受け入れてあげましょう。
研究でも、
「自分を否定しすぎると、
チャレンジ意欲や幸福感が下がる」
ことが分かっています。
「今の私でもOK」と
口にしてあげることで、
心の土台が柔らかく
なり始めます。
ステップ2:小さな「できたこと」を書き出す
たとえば
「今日は朝ごはんをきちんと食べた」
「誰かに“ありがとう”を言えた」
どんな小さなことでも、
自分を褒めてあげる練習をします。
日記や手帳に
「できたことリスト」を
つけるのも効果的。
心理学者
マーティン・セリグマン博士の
ポジティブ心理学でも、
「毎日3つの良かったこと」を
書くだけで自己肯定感が
上がると提唱されています。
ステップ3:姿勢を正して深呼吸をする
自信がないときは、
どうしても姿勢が縮こまり
呼吸も浅くなりがち。
「パワーポーズ」を真似して、
背筋を伸ばして深呼吸を繰り返すと、
脳内の“やる気スイッチ”が
自然にオンになります。
「私はできる」と
心の中で唱えてみるのも
おすすめです。
ステップ4:失敗を“味方”にする
自信が持てない理由の多くは、
過去の失敗や恥ずかしい経験への
“恥”や“怖さ”です。
けれど、成長する人は
「失敗は成長のプロセス」
と見なします。
「うまくいかなくて当たり前」
と思うだけで、
心のハードルが
ぐっと下がります。
ステップ5:自分の“好き”や“得意”を意識して増やす
自信は「他人と比べてどうか」
よりも、「自分の“好き”や“得意”が何か」
を意識して増やすことで育ちます。
たとえば
「私は人の話を聴くのが好き」
「小さな工夫を考えるのが得意」
「お茶を淹れるのがうまい」など。
“自分基準”の得意を
手帳やスマホに
書き溜めていきましょう。
「私って案外、
いろんなことができているな」
と思える瞬間が
必ず増えていきます。
4. 自信は「比べるもの」じゃなく、「育てるもの」
大事なのは、「自信」という
ものは、誰かから与えられる
ものではないこと。
社会的な成功や肩書き、
過去の栄光ではなく、
“今この瞬間の自分”に対して
「まあ、いいじゃない」と
言えるかどうか。
比べてしまうのは
人間らしいことですが、
比べることで自信を失うなら、
まずは「自分の歩幅」
「自分のペース」を
大切にしてあげましょう。
そして、自信は
“欠けているもの”として探すより、
“日々の積み重ねで少しずつ
増やすもの”として向き合うほうが、
ずっと心が穏やかになります。
あなたの中に眠っている
“まだ見ぬ自信”を、
今日から少しずつ
育ててあげてください。
どんなに小さくても、
昨日より“ちょっぴり自分を
肯定できた”こと
それこそが、
明日を生きる勇気に
変わっていきます。
5. あなたの「小さな一歩」が“本当の自信”を作る
いかがでしたか?
「自信がある人」
「自信がない人」
という言葉の奥には、
たくさんの優しさや努力、
迷いや希望が隠れています。
あなたがもし「自信がない」と
感じているのなら、
それは“変われない証拠”ではなく、
これから“自信を育てていく
可能性”を秘めている証です。
人は、どんなときも
何かを乗り越えてきた
経験を持っています。
小さな「できた」を積み重ね、
少しずつ自分の歩幅で
前に進む。
その繰り返しこそが、
本物の自信を根っこから
育てていきます。
完璧な自信がなくても、
あなたはすでに
十分素晴らしい存在です。
誰かと比べる必要はありません。
あなたの今のままの姿に、
まず「OK」と言ってあげてください。
勇気を出して、
ほんの少し先へ進んでみましょう。
必ず明日のあなたは、
今日よりもやさしく
自分を肯定できるはずです。
今日も最後まで
読んでくださり、ありがとうございます。
あなたの“本当の自信”が、
あたたかく育っていくことを、
心から応援しています。
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