刺激安らぎの違い、感じてみませんか?

いつもありがとうございます、神戸です。
 

今日も好きな飲み物を手元において、

リラックスしながら読んでみてくださいね。

 

今回のテーマは

「この差わかります?『興奮』と『幸福』」。


日々の暮らしの中で、

ちょっと派手な刺激に惹かれてしまったり、

一瞬は「やったー!」と高揚しても、

あとで虚しさが残る瞬間ってありませんか?

 

例えば、パチンコ。

 

パチンコって大当たりする瞬間は

「興奮」が最高潮になる。

 

その刺激を求めて何度も通う人は

絶えませんよね。

 

でも、大当たりが思ったように来なくて

お金だけが減る。

 

そんな時って「虚しさ」しか残らない。

 

「え、こんなはずじゃなかったのに……」

と感じた後、

「そもそもこれって私の幸せだったのかな?」

と戸惑うこともあるかもしれません。

 

実は、「興奮」は人生を盛り上げるうえで

大切な要素の一つだけれど、

そこばかり追いかけると本当に求めていた

「幸福」とは違う方向に進んでしまうことが

多いんです。


では一体、「興奮」と「幸福」は、

どこがどう違うの?——

 

そんな疑問に、心理学的な視点や、

自分らしさを大切にする“傾聴”のエッセンスを加えて

お伝えしていきたいと思います。

 

今日は「なんとなく心が落ち着かない」

「もう少しホッとする幸せを味わいたい」

と思っている方に、

ぜひ読んでいただきたい内容です。


さっそく、話をはじめましょう。

 

 

  1. 一瞬の快感、それとも継続するぬくもり?

 

私たちの暮らしには、刺激的な情報があふれています。

・何気なくSNSを見ていると、

華やかな映え写真や動画が次々に出てくる

 

・コンビニに行けば新しいお菓子やス

イーツが山ほど並んでいる

 

・仕事を終えた帰り道、

ついフラッとパチンコやスマホゲームに

ハマりたくなる

 

こうした刺激は、一瞬だけ私たちの心を

高揚させてくれます。


「あ、面白い」「気持ちいいかも」「もっともっと!」


いわゆる「興奮」の状態ですね。

 

大きな声を出したり、

手が震えるほどワクワクする感覚——

 

脳内には興奮物質のドーパミンが

大量に分泌され、“もっと刺激が欲しい”

と欲が加速していきます。

 

でも、その後にふと振り返ると、
「結局、時間ばかり過ぎて、

満たされた感がない」


「お金も費やしたのに、

なぜかスッキリしない」——

 

そんな残念な思いに襲われるケースは

少なくありません。

 

それは、人生ゲームをプレイしているのだけど、

「元に戻る」マスだったり

「10マス下がる」といったかたちで、

ちっとも前に進んでいない感覚に近いかもしれない。


いつでも手軽に得られる「興奮」は、

確かに“刺激”という快感をもたらしてくれますが、

それだけに頼っていると、

じわ〜と心が満たされる“幸福”を

味わいにくくなるという問題があるんです。

 

一方で、「幸福」はどうでしょうか。


怒涛の刺激よりも、

もう少し“心の底から落ち着けるぬくもり”だったり、

誰かとの安心できる交流だったり、

自分が大事に思う価値を育てる過程……。

 

最初は派手さはないかもしれませんが、

時間がたつほど「これ、私にとって大切かも」

と感じられる安定感が増していきますよね。

 

でも、どうしても忙しかったり心が疲れていると、

「幸福」より「興奮」を求めがちになってしまうのが

人間の性(さが)。

 

この小さなすれ違いが、

私たちの心をざわつかせる原因になるんです。

 

 

  2. 大切なのは空間やわらかい気持ち

 

実は、私たちが「興奮」と「幸福」

を混同しやすい背景には、

現代の社会環境の変化があります。

 

忙しくストレスフルな毎日では、

ほんの少しでも「快感」を得たい——

そんな思いで、一瞬の刺激を

追いかけてしまうんですね。

 

けれど、長期的に見て

“本当の安心ややわらかい満足感”

を得るためには、

「自分の部屋を楽園にしていく」

くらいの心づもりが必要です。


たとえ狭くても大丈夫。

 

たとえ散らかっていても問題ありません。

 

「少しずつ大好きなモノだけを周りに置いていく」

「“なんとなく”手に入れて放置していたモノは手放す」

といった取り組みが、心に小さな“幸せ空間”を

作り出すんです。

 

そして、もう一つ大事なのは

“やわらかい気持ち”で自分を受け止める

姿勢。


「今日またSNSやめられなかった」

「お菓子を食べすぎた」などなど、

責めようと思えばいくらでも

責められてしまう自分。

 

でも、そこに“自己否定”という悲しみを

重ねてしまうと、ますます

「一瞬の興奮で紛らわそう」

とするループに陥りやすくなります。


だからこそ、「ああ、私、ちょっと疲れてるんだな。

今日は少し早めに寝てみようかな」なんて、

やわらかく声をかけられるだけで、

次の日の心の持ち方は大きく変わっていくんです。

 

 

  3. 幸福へ向かう4つのステップ

 

では、どうやって“興奮”から少し離れ、

“幸福”へ一歩を踏み出せるのでしょうか。

 

ここからは、より具体的なステップを

お伝えしますね。

 

ステップ1:自分の部屋(空間)を見直す

手始めに、部屋のいろいろなモノを

手にとってみてください。


「これを持っているとウキウキする? 

それとも『いつか使うかも』と思いながら

使っていない?」


もし後者なら、手放すか、

誰かに譲ってしまうのがおすすめ。

 

部屋にある“興奮”ばかりのモノが減るだけで、

心がほどける余白が生まれ、

自然と落ち着きや幸せを感じやすくなります。

 

ステップ2:小さな幸せリストを作ってみる

「いま好きなこと」「ちょっとワクワクすること」を、

手帳やノートにざっくり書き出してみましょう。


刺激の強いものだけじゃなく、

たとえば「朝淹れたコーヒーが美味しかった」

とか

「職場で誰かとおしゃべりできて嬉しかった」

みたいな“地味だけど幸せ”を探してみる。


これだけで脳が

“あれ、意外と私の周りに幸せってあったかも?”

と気づきやすくなるんです。

 

ステップ3:落ち着く習慣を一つだけ増やす

毎日バタバタだとしても、

数分だけ深呼吸してみるとか、

夜寝る前に好きなお茶をゆっくり飲むとか。


興奮から幸福へ移行しやすい人ほど、

“小さな落ち着きタイム”を上手に取っています。

 

忙しくても1分でもいいので、

今ここに意識を向けてみてくださいね。

 

ステップ4:話を聴いてくれる人に少し甘える

実は「幸福」の根底には

“安心感のある人間関係”が大きく関わります。


家族でも友人でもカウンセラーでもいいので、

「ただ聴いてほしい」と言える関係を

ひとつ持っておくのがおすすめ。


そうやって“本当の声”を

誰かに打ち明けられたとき、

「刺激だけを追いかける必要はないんだ」

「ありのままの私で大丈夫なんだ」

と深く納得できるはずですよ。

 

 

  4. 「幸福」はまろやかな継続感

 

興奮はどこかピリッとした“刺激”や

“アドレナリン”をともない、

瞬時に手に入る高揚感をもたらしてくれますが、

あっという間に消えてしまいます。


幸福はもう少し“まろやか”で、

心の奥にやさしくしみ込んでいくような感覚。

 

派手ではないけれど、あとから振り返って

「幸せだったな」とじんわり感じられる

“継続するぬくもり”を伴いやすいんです。


だからといって“興奮”を悪者にする必要は

ありません。

 

人生にはスパイスも必要です。

 

ただ、そればかりに頼っていると、

疲れや物足りなさが積み重なりやすいということ。


いつでも“まろやかさに戻れる”場所(空間)と

心の余裕さえ持っていれば、

刺激的なことを楽しんでもブレずにいられるんですよ。

 

 

  いつもいただく受講生からの質問、相談者からの質問に答えておきますね

 

Q1:「刺激的なこと自体を

楽しんじゃいけないんでしょうか?」
 

A1. もちろん楽しんでいいんですよ。

 

大事なのは“選択肢”として持っておくこと。

 

刺激ばかりを追いかけてしまうと疲れちゃうので、

「興奮」を楽しんだ後に“ゆっくり心をゆるめる

習慣”をスケジュールに入れてみるといいです。

 

お風呂に長めにつかるなど、

あえて“静かな時間”を作るだけでも

心のバランスは取りやすくなります。

 

Q2:「興奮と幸福の違いは頭ではわかっていても、

つい刺激を求めてしまう……
 

A2. まずは、その“つい”が起こるときの

自分の状態を観察してみてください。

 

多くの場合、“疲れているとき”や

“自分を追いつめているとき”に、

手軽な刺激に流されがちです。

 

だからこそ、普段から小さな“休憩”や

“息抜き”を増やしてみるのがおすすめ。

 

自分を責めなくて大丈夫なので、

まずは深呼吸から始めてみましょう。

 

Q3:「幸福を味わいたいと思っても、

家事や育児、仕事に追われて余裕がありません」
 

A3. 忙しい中で“幸福を味わうなんて無理”

と思う方は多いです。

 

でも実は、短い時間の積み重ねで

十分変わります。

 

朝起きたときに

「昨日の良かったことはなんだったかな?」

と10秒だけ振り返るとか、

 

夜寝る前に「今日も頑張ったね。ありがとう」

と自分に声をかける、とかでもOK。

 

小さな“やさしい声かけ”の習慣だけでも、

あなたの心が“興奮”ではなく“幸福”に向かう

時間を確保しやすくなるんです。

 

 

  5. まろやかな幸せは、もうあなたの内側にある

 

「興奮」と「幸福」の違い、いかがでしたでしょうか。


どちらかが善悪という話ではなく、

“刺激”に偏りすぎると疲れてしまうし、

本当に心が満たされる“幸福”は、

一見地味だけれど深い安心をもたらしてくれる——

そんなイメージです。

 

忙しい毎日の中で、

ついSNSやお菓子、ゲームに

手が伸びてしまうときほど、

“今私どんな気持ちだろう?”と深呼吸してみてください。

 

心が本当に求めているのは、

ひょっとすると“興奮”じゃなく“ほっとする場所”

かもしれません。

 

・まず、自分の部屋(空間)を整えてみる

・次に、“好きなことリスト”や“幸せリスト”を書いてみる

・ほんの1分の落ち着きタイムを作ってみる

・頼れる人に素直に「聴いてほしい」と言ってみる

 

こうした小さな一歩が、“興奮”に振り回されずに

“幸福”を育むポイントです。


まろやかな幸せ感って、実はとても身近なところにあります。

 

ささやかな日常の一瞬に宿っていて、

あなたが声をかければ、必ず応えてくれるんです。

 

どうか自分を責めすぎず、

今日から少しずつでも“幸福の種”を探してみてくださいね。

 

きっとあなたらしい落ち着きと満たされ感が、

日常を明るく照らしてくれますよ。


それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

 

いつもありがとうございます。

 

あなたの心にあたたかな光が届きますように。

 

神戸より愛を込めて。

 

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本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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