いつもありがとうございます、神戸です。
今日は事務局のスタッフとランチをするために
グリーン車で移動中に書いています。
ぜひ、好きな飲み物を用意して
リラックスしながら読んでみてくださいね。
私たちが「現状を変えたい!」
と強く思うときって、
心のどこかで「もう同じ景色は見飽きた」
「なにか動き出さないと、理想の人生に
到達せずモヤモヤ人生で終わってしまう」
というネガティブな声が聴こえる瞬間でもありますよね。
だけど、いざ動こうと思っても、
「どこから始めればいいの?」
と足が止まってしまうのも正直
あるあるだと思います。
そこで今日は、
「現状を変えるために『まずやる』こと3選」
というテーマでお話をします。
私のカウンセリングや講座の受講生からも
「変えたい思いはあるのに、
行動の最初の一歩が踏み出せない……」
というご相談をよくいただきます。
実は些細な行動からであっても、
新しい景色へ向かうスイッチは入るものなんですよ。
ここでご紹介する3つのアクションは、
特別な才能や知識が必要なわけでも、
大きなお金がかかるわけでもありません。
むしろ、誰でも気軽にやってみるだけで、
自分らしく変化を促しやすくなるステップです。
どうか「今のままでは嫌だ」
「もっと前に進みたい」
「新しい人生を開きたい」と思っているあなたへ。
今日の記事を読み終わるころには、
少しずつ心が軽くなり、
明日の予定や行動が変わっていくかもしれません。
ぜひ、最後までお付き合いくださいね。
1. なぜ『最初の一歩』が踏み出せないの?
「現状を変えたい」と思う気持ちがあっても、
その気持ちが強いほど「最初の一歩」
を踏み出せない人は多いです。
なぜそうなってしまうのでしょう?
ひとつは、私たちの脳の仕組みに
原因があります。
人間の脳は、新しい行動をとるときに
多くのエネルギーを消費するため、
できれば「現状維持」でいたがるんですね。
潜在意識のレベルで
「あまりエネルギーを使いたくない」
とブレーキをかけてしまうんです。
もうひとつは、周りの目や失敗を恐れるあまり、
「どうせなら完璧に準備してから……」
と躊躇してしまう心理。
真面目で責任感が強い方ほど
「きちんとしなきゃ」
「失敗は許されない」と考えてしまい、
結局は何も始められないまま
日々が過ぎてしまう、なんてことがあるのです。
こうした無意識のブレーキは、
50代以上の方や、家事・育児・仕事で忙しい方にも
顕著に現れやすいです。
日常のルーティンを回すだけでも精一杯。
「新しく行動する余力なんてないよ……」
と感じてしまうからです。
でも実は、脳のブレーキや周囲の目を気にする気持ちは、
ちょっとした意識づけや小さな成功体験を
積むだけで和らいでいきます。
「やるべきこと」より「やってみたいこと」
を最優先して、ほんの少しでも行動し始めると、
驚くほど心が軽くなるんですよ。
2. 大切なのは“まずやってみる”小さな行動
「現状を変えたい」「でも最初の一歩が怖い」
という方に必要なのは、
いきなり大きな目標を作ることではありません。
むしろ、あれこれ完璧に整えようとするより、
まずは“1ミリでも動いてみる”ことが大切なんです。
脳科学でも、行動をゼロからイチにするときの
エネルギーがいちばん大きくて、
その後はスルスルと動けるようになると
いわれています。
いわば、自転車のペダルを最初に
漕ぎ出すときがいちばん重たいけれど、
こぎ始めると自然に前へ進むような
イメージですね。
「でも、何をやればいいの?」
と思うかもしれません。
実は、そこまで難しく考えなくても大丈夫。
小さくて簡単なアクションのほうが、
私たちは取り組みやすく、
かつ成功したときの喜びを
感じやすいんですよ。
具体的にはこれからご紹介する
「まずやる3つのこと」にトライしてみてください。
いつもなら躊躇してしまう方でも、
きっと取り組みやすいはずです。
3. 変化を生み出す「まずやる」行動3選
1)部屋の“見える場所”からモノを1つだけ整理する
身の回りの環境を少し片づけるだけでも、
心は驚くほど軽くなります。
といっても、大掛かりな断捨離を
いきなり始める必要はありません。
まずは、自分がいちばん目にする場所にある
「これはもう必要ないかも…」というモノを
1つだけ捨ててみてください。
例えば、読み終わって置きっぱなしの雑誌や、
使わなくなった小物など。
思い切って捨てることで、視界がスッキリしますし、
「やればできるんだ」という小さな達成感がわきます。
心理学でも「環境を整える」行為は、
心を整える手短なステップとして有効なんですよ。
2)“ハードル低め”のおでかけや運動を予定に入れてみる
運動やおでかけって、
「やらなきゃ」と思うと面倒だったりしますよね。
でも、逆にいえば動き始めれば
気分がスッキリするもの。
大切なのはハードルをできるだけ下げることです。
「駅前のカフェに行ってみる」
「いつもより1駅ぶん歩いてみる」
「近所の公園でベンチに座るだけ」でもOK。
要は“いつもの動線”を少し変えてみることが、
脳にとっては新鮮な刺激になります。
変化を味わうことで「私、行動できたかも」
とポジティブに捉えやすくなるんですよ。
3)手帳やスマホのメモに「やりたいこと」を1行だけ書いてみる
「やりたいこと、何も浮かばない」というときこそ、
小さなメモをとってみましょう。
やりたいことが具体的にならなくても、
「これをやったらちょっと嬉しいかも」
と思えることを1行だけ書くだけでOKです。
心理学の研究でも、“書き出し”は脳内を整理し、
行動意欲を高める効果があると報告されています。
文字にすると「こんなことやってみたいかも」
とふんわりイメージが固まりやすくなるんですね。
あとは、メモを1日に1回見直すだけでも、
脳は「気にすべき情報だ」と認識するようになります。
4. 小さく始めると、思わぬドアが開く
ここで大切なのは
「小さなアクションほど効果的」ということです。
たとえば「明日から一週間で10kg痩せる!」
と大きく掲げると、
脳は不安でいっぱいになり、
「どうせ無理かも……」と疲れてしまいますよね。
でも「毎朝10分だけストレッチしよう」
といったように、
ちょっとやればできそうな小さな目標なら、
脳は警戒せずに受けとめてくれます。
すると、自然と「やってみようかな」
という気持ちが芽生え、
自分を責めることなくコツコツ継続できるように
なるんです。
また、小さい行動は周囲の人の協力も
得やすいです。
「ちょっとだけ片づけしたい」
「ちょっとだけお散歩したい」という話をすると、
家族や友人も「それくらいなら付き合うよ」
と気軽に返事をくれるかもしれません。
そうやって誰かと一緒に行動できると、
さらにモチベーションが高まるんですよ。
小さな行動の先には、
思いがけないチャンスが転がっていることも多いです。
一歩踏み出した先で新しい出会いがあったり、
まったく別の道が見えてきたり……。
だからこそ、「こんな些細なことじゃ意味ないんじゃ?」
と遠慮せずに、まずは小さく動いてみてくださいね。
ほんの少し変化を加えるだけで、
あなたの世界はふっと明るくなるはずです。
いつもいただく受講生からの質問、相談者からの質問に答えておきますね
Q1: 「仕事も家事も、いっぱいいっぱい。
とても新しいことをする余裕はありません…」
A1: そうですよね。特に家事や育児、
仕事を掛け持ちしている方は本当に大変。
まずは、「余裕がないな」と感じたときに
1分だけ深呼吸してみてください。
そして、その1分で「よくやってるね」と自分を褒める。
行動する前に、自分を責めずに
いたわるのが第一歩です。
そのあと、先ほどの3つのアクションのうち
どれか1つ、「まあ、それならできるかも?」
と感じるものがあれば試してみてください。
1分の深呼吸も立派な行動なんですよ。
Q2: 「やりたいことを書き出すって言われても、
本当に何も見つからないんです…」
A2: やりたいことは、
必ずしも大きな夢や目標である必要はありませんよ。
「甘いものを食べたい」
「あのお店のコーヒーを飲みたい」
程度のことでもいいんです。
むしろ、その小さな“楽しみ”が
心の疲れをやわらげ、
大きな一歩につながることはよくあります。
脳は「喜び」を鍵に動きたがるので、
何でもいいから“少し嬉しい”
と思えることを挙げてみるといいですよ。
Q3: 「私、完璧主義で失敗が怖いです。
小さな行動でも、うまくいかなかったらどうしよう…」
A3: 人は失敗すると「やっぱりダメだ……」
と自分を責めがちですが、
小さな行動なら「失敗」も被害が少ないし、
リスクも低いです。
たとえば部屋のモノをひとつ捨てようとして
結局捨てられなかったとしても、
「じゃあ別のものを捨ててみようかな」
でやり直しがききますよね。
完璧を目指さなくても、
リトライが簡単にできるのが“小さな行動”のいいところです。
5. 新しい景色は、ほんの一歩の先にある
私たちは「現状を変えたい」と思いながらも、
知らず知らずのうちに自分でブレーキを
かけてしまうことがあります。
だけど、そのブレーキをゆるめるコツは、
大きな目標を掲げることではなく、
小さく始めることです。
いまの部屋を1つスッキリさせる、
少しだけ歩きに行く、1行だけメモを書く……。
そんな些細に見える行動でも、
不思議と心は動き出します。
「なんだ、私やれるじゃん」とポジティブな気持ちが生まれ、
やりたいことをもう少し探してみようかな、
と前向きになれるんですよね。
そして、こうした小さな一歩は、
やがて思いもしなかったチャンスや
人との出会いにつながることがあります。
何かを完璧に準備してからでなくていい。
どんなに忙しくても、どんな年齢でも、
ちょっとの勇気と行動が未来をひらく鍵になります。
もし、今なにかモヤモヤしているなら、
「まずやる」3つのこと——
1)部屋の見える場所から1つ捨てる
2)ハードル低めのおでかけや運動を予定に入れる
3)やりたいことを1行メモしてみる
このどれかを、ぜひ今日か
明日にでも実践してみてくださいね。
ほんの少しの行動が、
現状を変える最初の扉を開く。
明日見る景色は、きっと今日より
少し明るいはずです。
あなたの一歩を心から応援しています。
いつもありがとうございます。
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