こんにちは、神戸です。
いつもありがとうございます。

 

先日、私の出版記念パーティーがありました。

 

受講生の方々が企画してくださり、

赤坂プリンスクラシックハウスという

由緒正しき大正ロマン溢れる場所で

開催されました。

 

このような祝福をしてくださる時間、

感動あふれる時間って本当に幸福感がいっぱいで、

人生の中で何度でも体験したいことです。

 

先々週に結婚式に参加させていただいた、

あんな感じ。

 

時間の使い方以上に「味わい方」が重要な現代。

 

今日のテーマは

「いつも忙しいあなたが自分の時間を

持ち豊かになる心理技術」

 

家事や仕事、育児や人間関係……

やらなきゃいけないことが山積みで、

気づけば夜になっている。


「自分の時間なんて、どこにもない!」

そんなふうに思ってしまうこと、ありませんか?

 

実は、どんなに忙しくても

“自分のための豊かな時間”

を確保するコツがあるんですよ。


今回の記事では、

その心理学的なアプローチをふんわりやさしく、

そして具体的にお伝えしますね。


もしよかったら、温かいお茶を用意して、

一息つきながら読み進めてみてください。

 

 

  1. 現代の速度に追いつけない

 

現代社会はとにかく「早い」テンポで進んでいます。


SNSを見れば情報が洪水のように押し寄せてきて、

職場や家庭では常に「もうちょっと頑張って!」

という空気にさらされる。


気づけば「休まるヒマなんてない」

「自分が消耗してる」と感じる方が

とても多いんです。

 

たとえば…

・朝早く起きても、バタバタと家事や支度で

あっという間に時間が消えてしまう

 

・子どもが寝たあとの夜はクタクタで、

好きなことをする余裕もない

 

・休日も用事を詰め込みすぎて結局

“休めなかった”感覚が残る

 

こんな日々が続くと「もっとラクに生きたい」

「もっと自分の時間が欲しい」と思いつつも、

どうしたらいいのかわからず

途方に暮れてしまうこともあるでしょう。


でも、実はちょっとした“心理技術”を

知っておくだけで、

忙しい中でも“自分の時間”を持ち、

心のゆとりを確保していくことができるんですね。

 

 

  2. 自分だけが持つ時間的展望

 

ここで鍵になるのが、

「タイム・パースペクティブ」と呼ばれる概念と、

ポジティブ心理学のアプローチです。


心理学者フィリップ・ジンバルドー

(スタンフォード大学)の研究では、

時間に対する考え方や使い方が

人の幸福感やパフォーマンスに大きく影響すると

されています。

 

さらに、私たちの脳は本来、

「今の時間」にしっかり意識を向けることで

ストレスレベルを下げつつ、

自分が本当に欲している豊かさを

発見しやすくなるという特性もあるんです。


言い換えれば、「時間」と「意識」の使い方を

少し変えるだけで、

忙しさの波の中にも“自分らしい余白”を

生み出すことができます。

 

 

  3. 「自分だけ」の豊かな時間を生み出す4ステップ

 

ステップ1:自分の時間感覚を洗い出す

まず、自分が「時間」に対して

どんな意識を持っているかを

見つめ直してみましょう。

 

・「時間が足りない!」と思っているのか

・「明日やればいいや」と後回しにしがちなのか

・それとも「今を楽しむことは後回し」にしているのか

 

ざっくりでOKなので、

ノートに書き出してみてください。


これは“タイム・パースペクティブ”といって、

未来志向が強いのか、現在志向が強いのか、

あるいは過去に囚われがちなタイプなのか……

まずは自分を知ることが第一歩です。

 

ステップ2“11だけ、自分のための行動を決める

次に、忙しい生活の中でも

「1日1回だけは、自分が本当にやりたいことを

する時間を確保する」と決めてみてください。


それは5分でも10分でも構いません。

「美味しいお茶を丁寧に淹れる」

「深呼吸して日記を一行書く」

「お気に入りの音楽を2曲だけ聴く」……

 

ほんの少しでも“ああ、これ好きだな”

と思える時間を入れるのです。

 

スタンフォード大学の研究でも、

短いリラックスタイムを挟むだけで、

脳内のストレスホルモンがぐっと下がり、

集中力や幸福感が高まると示唆されています。


最初はバタバタかもしれませんが、

一度「1日1回」の実践を習慣にしてみると、

意外と作れることに気づくはず。

 

ステップ3マインドフル・ブレイクを取り入れる

「今この瞬間」に意識を戻すマインドフルネスは、

忙しさに追われる現代人にとってとても有効です。


朝起きたとき、昼食前、夕方の休憩、夜寝る前——

1分だけでいいので目を閉じて深呼吸し、

身体の感覚を味わってみてください。

 

実は、これだけでも“体感時間”がゆるやかに

感じられることが多いんです。


忙しくても

「なんだか今はゆったりしている」

と感じられるようになると、

不思議と心に余白が生まれます。

 

ステップ4やらないことを決める

自分の時間を豊かにするために必要なのは、

新しいことを「増やす」だけではありません。


むしろ大切なのは、

いらないタスクや習慣を「やめる」こと。

 

・どうしても必要のない飲み会は断る

・SNSのダラダラ見を週2日だけお休みにする

・朝のゴミ箱ひとつ、夜のうちに片づけておく …など

 

ちょっとした“やらないこと”を決めるだけでも、

1日の中に数分の余裕が生まれます。


その積み重ねで“自分のための時間”を

作りやすくなるんですね。

 

 

  ポイント説明

 

こうした時間の心理技術を実践するうえで、

何より大切なのは「完璧を目指さないこと」です。


「10分のマインドフルネスができなかったからダメだ」

と責めるのではなく、

「1分でもできればOK!」と自分を

褒めてあげましょう。

 

人は、“感情”を通じて行動を継続させます。


ネガティブな気持ちで「やらねば!」

と自分を追い込むより、

小さくできたことを素直に喜んだほうが

断然続けやすいです。


これが忙しい毎日に“心のゆとり”をもたらす

コツでもあります。

 

 

  質問への回答

 

 

「いつもいただく受講生からの質問、

相談者からの質問に答えておきますね」

 

Q1:忙しすぎて“11の時間も無理です

 

A1:最初は本当に5分でいいんです。
トイレで深呼吸するだけでも、

“自分のための習慣”だと考えてみると

意外とできるもの。


大切なのは「できる範囲で、

一歩やってみよう」という姿勢ですよ。

 

Q2:マインドフルネスが続かなくて挫折しました

 

A2:毎日同じやり方にこだわらず、

いろいろ試してみるのがポイントです。


音楽を聴きながら呼吸してみる、

アロマを焚きながら瞑想するなど、

工夫すると飽きにくいです。


焦らず“楽しみ”を見つけながら

続けていきましょう。

 

Q3:自分をいたわる時間を持つと、

サボっている気がして罪悪感があります

 

A3:むしろ“自分を癒すからこそ、

人にも優しくできる”と考えてみてください。


実際、短い休息時間を取る人のほうが、

長期的に見ると仕事や家事の生産性が

高まるという報告もあります。


「休むことは悪いことじゃない」と

まずは頭で理解するだけでも、

心が軽くなるはずですよ。

 

  まとめ

 

いかがでしたか?


忙しい日々の中で「自分の時間を持つ」って、

まるで贅沢な夢のように思えるかもしれません。


でも、たった数分でも“自分が好きなこと”や

“心を休めること”に使える時間を確保すると、

驚くほど心が軽やかになるんです。

 

時間そのものが増えるわけじゃないけど、

体感として「ゆとり」を感じられるようになると、

人生の景色がちょっと変わってきます。


そして、その小さな変化こそが、

あなたを“豊かさ”へと導いてくれるんですね。

 

ぜひ、今日から少しだけ意識してみてください。


朝の数分、夜の1分、昼休みの隙間——

どんな小さなタイミングでも構いません。


「今、私はなにを感じているかな?」

「本当はどんなことをしたいかな?」

と自分に尋ねてみるだけでも大きな一歩です。

 

あなたが忙しい中でも、

心豊かな時間をしっかり感じられますように。


いつも応援していますね。


神戸より愛を込めて。

 

 

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本日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

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