こんにちは、神戸です。
今日のテーマは
「人生を豊かにするために
辞めるコミュニケーション」
もしよかったら、
好きなお茶やコーヒーをお供に、
ほっと一息つきながら
読んでみてくださいね。
実は、コミュニケーションを
「増やす」だけじゃなく、
「あるコミュニケーションを手放す」ことが、
人生を豊かにしてくれる大きな鍵に
なるんです。
私自身、心理カウンセラーとして
多くの方と接してきましたが、
「がんばって言葉をかけすぎて、
かえって空回りしている」
というお悩みをよく聞きます。
そこで今回は、
「人生をより豊かにするために、
あえて『やめるべき』コミュニケーション」
についてお話ししますね。
1. なぜか空回るコミュニケーション
たとえば、こんな経験はありませんか?
話さなきゃいけないと思うほど、
言葉がうまく伝わらなくなる。
気まずい沈黙を恐れて、
つい無理に盛り上げようとして
疲れてしまう。
アドバイスしたつもりが、
相手を追い詰めてしまって
関係がぎこちなくなった。
これらの背後には、
「話せば話すほど解決できるはず」
という思い込みが潜んでいることが
多いんです。
もちろん、言葉を交わすことは大切ですが、
言葉が多すぎると、
逆にお互いを見失ってしまう場合もあります。
結果として、
せっかくのコミュニケーションが
「うまくいかない」「疲れてしまう」
といった悪循環に陥ってしまうんですね。
2. 余裕あるコミュニケーション
ここでカギになるのは、
「あえて、いくつかのコミュニケーションを
やめてみる」という発想です。
特に、「言いすぎる」「がんばりすぎる」
「相手を無理に引き出そうとする」
などを少し抑えてあげることで、
私たちの心に“余白”や“ゆとり”が
生まれます。
実は、相手との関係性を育むうえで
大切なのは、“スペース”を確保すること。
心理学でも「共感」や「受容」は、
むやみに言葉を詰め込むのではなく、
静かな空間を共有できるかどうかで
大きく変わってくると言われています。
こうした“余裕ある沈黙”があるときこそ、
本当の信頼関係が芽生えやすく
なるんですよ。
3. 辞めて円滑になるコミュニケーション3ステップ
ステップ1:がんばりすぎの言葉を「やめる」
会話を盛り上げようと質問攻めになったり、
「聞かなきゃ」と焦って
あれこれ話しすぎるのを
一度中断してみてください。
たとえば、お相手が回答に詰まっているとき、
「無理に話してもらおう」とするのではなく、
「今は考えてくれているんだな」と
ゆったり見守る姿勢を取るんです。
実は、沈黙ってけっこう大事な時間帯。
むしろその間に、相手の心の整理が
進んでいることも多いんですよ。
ステップ2:相手の感情をコントロールしようとするのを「やめる」
「こんなふうに感じてほしい」
「もっとこう思ってもらいたい」
と、相手の気持ちを思い通りにしようとするのも、
案外コミュニケーションの妨げになります。
相手がどんな感情を持っていても、
それはそれ。
受け止めてあげるだけでOK。
無理にポジティブにさせようとしたり、
アドバイスを押しつけると、
関係は逆にこじれがちなんです。
ステップ3:話していないと落ち着かない感覚を「やめる」
少しの沈黙が続いた瞬間、
「何か言わなきゃ!」とじれて
しまうことってありますよね。
でも、その沈黙には安心感も隠れています。
無言でも大丈夫だと、
ふたりの間に“あたたかい余白”が
生まれやすいんですね。
不思議ですが、ゆるやかな沈黙は、
ときに言葉よりも多くを伝えてくれます。
ポイント説明
実は、「言葉の使いすぎをやめる」と、
こんなメリットが得られます。
まず、心の疲れが軽くなります。
しゃべるときってエネルギーを
消耗しやすいですよね。
さらに、静かな空間をつくることで、
“本当の気持ち”がすっと
浮かんできやすくなるんです。
また、相手にも余裕を与えられます。
人は常に何かを言われ続けると、
心が“受信モード”から“防衛モード”に
変わりやすい。
だけど、静かな時間があればこそ、
相手も「自分の話を自然にしてみようかな」
と感じられるんですね。
これが心理学で言う「傾聴と間(ま)のバランス」。
本当の対話には、程よいスペースが
何より大事なんです。
質問への回答
いつもいただく受講生からの質問、
相談者からの質問に答えておきますね。
Q1:「話を聞くって大事だと
わかっているのに、
つい口を挟んでしまう自分がいます…
どうしたら?」
A1. まずはそれに気づいているだけで
立派ですよ。
口を挟みたくなる瞬間は
「あ、いま私、つい口を出したいみたい」
と客観的に意識してください。
そして一拍、心の中で「深呼吸…」
と唱えてみましょう。
たった数秒でも、入り込みすぎを
落ち着かせられます。
Q2:「沈黙が怖くて焦ります。
どうやってゆったり待てばいいの?」
A2. 沈黙は“危険”ではなく
“安心のしるし”と捉え直してみてください。
「今は大丈夫、言葉がなくても一緒にいる」
という姿勢で軽くうなずいてあげるだけでも、
沈黙の空間はやさしくなります。
相手が喉を整えたり、
言葉を選んでいるかもしれませんし、
そこを尊重できると自然と怖さは
薄れていきます。
Q3:「仕事で時間がなく、
会話を端的に済ませようとしてしまいます。
やはりよくないんでしょうか…?」
A3. もちろん短いやりとりも
必要な場面はありますよね。
でも“大事な話”をするときだけは、
バタバタを少し調整して、
落ち着ける時間帯や場所を選んでみてください。
要は“切り替え”が大事。
短時間の中でも「言葉を減らす意識」を
取り入れると、相手も
「こちらに本気で向き合ってくれているんだな」
と感じやすいですよ。
まとめ
いかがでしたか?
私たちは、つい「たくさん話してこそ伝わる」
「会話を盛り上げなきゃ」と
考えてしまいます。
でも、ときにはあえて“口数を減らす”ことで、
深い安心や豊かさを得られるんです。
言葉をつめ込みすぎない、
心に余白をつくる——
それだけで、自分も相手も
ホッとやわらぐ感覚を味わえますよ。
もしあなたが
「最近、コミュニケーションが疲れる…」
「会話が空回りしてるかも?」
と思うなら、この“やめるコミュニケーション”を
意識してみてください。
言葉少なでも、
実は何よりも相手に寄り添いやすく
なるんです。
人生を豊かにするのは、
いつも「余白」がつくりだす
やさしい空間かもしれません。
どうか、言葉を減らすことを恐れずに、
あなたらしい穏やかなコミュニケーションを
楽しんでみてくださいね。
あなたの笑顔やしぐさ、
静かに見守る姿勢が、
言葉以上に相手を包んでくれますから。
それでは、また次のテーマで
しましょう!
最後まで読んでくださってありがとう。
これからもあなたを応援しています。
神戸より愛を込めて
傾聴の学校はこちらから