神戸です。

パートナーとの関係に
モヤモヤを抱えていませんか?

「受容」という言葉を聞いて
「知ってはいるけれど、実際はなかなかうまくいかない…」と
感じたことがある方も多いと思います。

 



今回は、夫婦関係において
受容が大切だと言われていても
それを実践するのがどれだけ難しいか
そしてその難しさをどう乗り越えていけるのかを
考えてみたいと思います。


1. 受容は頭でわかっていても、なぜ難しいの?
1-1. 夫婦だからこそ感情が揺れやすい

長い時間をともに過ごすパートナーだからこそ
相手の言動にイライラしたり
悲しくなったりする瞬間はたくさんありますよね。

仕事や育児で疲れているときに
ふとしたひと言で気持ちが乱れてしまう。

「受け止めなきゃ」と思っていても
しんどい自分の心までケアが行き届かなくて
イライラをぶつけてしまうこともあるでしょう。
夫婦ならではの近さがあるからこそ
難しさもより大きく感じてしまうのです。

1-2. 「正しさ」を求めたくなる
お互いに信頼し合っているからこそ
「自分の意見が正しい」
「相手にわかってほしい」という
気持ちが強くなりがち。

「何でわかってくれないの?」と
心の中で叫びたくなることはありませんか?

本当は「相手の気持ちを受け入れるって大事だよね」と
頭では理解していても
プライドや正義感が邪魔して
なかなか素直に受け止められない…
そんなジレンマが起こりやすいのが夫婦関係です。


2. 受容がもたらすやさしい変化
2-1. 心のバリアが少しずつ解ける

「そう思うんだね」
「そんな気持ちなんだね」と
相手に言うことができる
、不思議と自分の感情も和らぎ始めます。

これは、相手を責めるのをやめて
「同じチーム」として向き合う準備ができるから。

最初から完璧に受容しようとしなくてもいいんです。
ただ、「そっか、あなたはそう感じてるのね」と
口に出してみる。
その一言が大きな変化を生み出してくれます。


2-2. 相手も「安心」して本音を言える
人間は否定されると
どうしても心の扉を閉じてしまいます。
逆に「あ、受け入れてもらえるかも」と感じられると
本当の気持ちを打ち明けやすくなる。

夫婦だからこそ
言わなくても通じる部分もある一方
言葉にしないと伝わらない思いもあります。
受容の姿勢があると
「言ってみても大丈夫かもしれない」と
相手が思えるようになるのです。


3. 受容を練習するためのステップ
3-1. 「完璧に」ではなく「少しずつ」目指す

「受容しなければ!」と気負いすぎると
かえって辛くなることも。
まずは、自分が余裕のあるときだけで構いません。

たとえば、
パートナーが仕事や家事のことで
不満を言っているとき
心の中で「へえ、そうなんだね」とつぶやいてみる。
表情でも「うんうん」と
ちょっと笑顔で返すだけでOKです。
完璧に受け止める必要はありません。


3-2. 自分自身への受容も大事に
イライラしているとき
落ち込んでいるとき
「自分こそこんな風になりたくないのに」と
責めていませんか? 
でも、その感情もあなたの一部です。

「今ちょっと心が疲れているんだな」
「受け止める余裕が持てない自分もいるんだな」と
認めてあげる。
そうすることで
パートナーへの受容もしやすくなるんです。
自分を責めるばかりでは
心のエネルギーがどんどん消耗してしまいますからね。


3-3. 小さなありがとうを積み重ねる
どんなに些細なことでも
パートナーがやってくれたことに対して
「ありがとう」を伝える。
これは受容を実践する上でとても大切なことです。

「洗濯物、やってくれたんだね。ありがとう」
「子どもの送り迎え、助かるよ」
相手の行動を認める言葉が増えると
自然とお互いの心があたたかくなります。
感謝は受容の気持ちを育てる大きなエネルギーになります。


4. 最後に――難しいからこそ、少しずつやってみる

夫婦関係で受容を実践するのは
言葉で言うほど簡単じゃありません。
お互いの感情がぶつかり合い
疲れてしまう日もあるでしょう。
「わかっているのに、どうしてできないんだろう…」
と自分を責めたくなるときもあります。

でも、それでいいんです。
難しさを感じながらも
「それでも受け止めたい」という
気持ちがあるからこそ
一歩ずつ成長していけるのです。

小さな成功体験を重ねるうちに
夫婦の間にはゆっくりとした温もりが芽生えてくるはず。

どうか、自分を追い込みすぎず
パートナーを責めすぎず
受容というやさしい視点を
思い出してみてください。

いつかふと振り返ったとき
「あれ、前よりも分かり合えるようになったかも」
と思える瞬間がきっと訪れます。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたとパートナーの絆が、少しずつでも深まりますように愛を込めて。