こんばんは。
いつもありがとうございます。
神戸です。
カウンセリングで
よく相談されることの1つに、
「家族との関係性」があります。
一番切羽詰まった
悩みの一つは離婚問題です。
離婚をする、しないは、
人生において、
大きな分岐点になると思うのです。
1. 家族との関係性で必要なものとは
人間関係が壊れて、
離婚をする、しないの状態に
なってから相談するのではなく、
その前の状態の時に
相談した方が、
改善しやすかったりします。
良く聞くのが
「もうあの人とは話せない」とか
「話したくない」など。
もう話し尽くしたかのような
話を結構聞きます。
でも、本来必要なことは、
「話す」ことではなく、
「聞く」ことなのです。
2. 家族だからこそ陥りやすいワナ
これは、私の経験から
きているものなのですが。
私は、家族だから、夫婦だから、
黙っていてもわかってほしい。
そう思っていたのです。
そして、きっとこれは
分かってくれるはずだという
期待的観測でした。
私がこんなことを思っているのに、
察しようとせず、
それをむげにするなんて……。
相手が悪者みたいな感じで、
一方的に思っていた私。
この思い、幼い頃の
未熟だった頃の経験から
きています。
でも、夫婦関係でこじらせる方って、
未熟な頃の私と似ているところがあって、
傾聴を試みないで、
「自分のことは聞いてもらえない。
わかってもらえない」
そう思ってスネちゃう人が多いのです。
何かを一方的に期待して、
裏切られて、失望していく。
そのようなプロセスを経ている人が
多いと感じています。
3. 家族に対してまずやってほしいこと
家族関係で悩んでいる人に
おすすめなのが、
まずは、口を挟まずに
一方的に話を聞くということ。
そしてもしも、
それをやっているけれど、
一方的に罵られて終わっている……
そのような状況になっているとしたら、
傾聴の態度ができていない
可能性があります。
「我慢して聞く」
これは傾聴ではありません。
ある人が前に言っていました。
「傾聴って、つまり
我慢して聞くってことでしょ?」
これは全然違います。
我慢して聞くことは、
カール・ロジャーズの3原則の
「無条件の肯定的な関心」から
外れています。
そして、「自己一致」からも
「共感的理解」からも外れていて、
傾聴ではありません。
ただ「聞く」という
表面的なことだけを見たら、
我慢して聞くも、傾聴も、
動作は似ていることでしょう。
ただ、中身は本物なのか、
ハリボテなのか、
絵に描いた餅なのか、
本物なのかのレベルで違います。
私は1回、離婚を経験しております。
その時は、自己憐憫や一方的な期待、
身勝手な失望をしながら、
勝手に人間関係を壊したのです。
しかも、その当時は、
相手のせいにして過ごしてきたのです。
それは離婚しますよね……。
今は、とても豊かな結婚生活を
送っています。
豊かな結婚生活の中には、
「傾聴」があります。
人の話を聞くのは、
人間関係の形成の第一歩。
そして、結婚生活は、
結婚したら終わりではなく、
そこからどのように家族との
人間関係を育んでいくのかが
肝になってきます。
あなたも今日から、
家族に対する傾聴を始めてみませんか。
傾聴の学校はこちらから
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