こんばんは、
いつもありがとうございます。
神戸です。

この頃、スーパービジョンと呼ばれる
実際にカウンセリングをしている様子を
見て、指導していくことが増えました。

動画で、セッションの様子を
ふりかえって、客観的に見ていると、
いろいろなことが見えてきます。

その中で、どのような視点で
相談者の話を傾聴しているのかが
大切だと気がつきいたのです。
 

  1. その傾聴、どの視点?

あなたの傾聴は、どの視点でしょうか。

例えば相談者の話を主体的に
聞いているとしたら。

自分の価値観に照らし合わせながら
話を聞いています。

相談者が持っている価値観に共感せず、
自分の話として聞いているのです。

カウンセリングでどのような
質問をしたらいいのか
どのような言葉を使ったら
いいのかとよく聞かれるのですが、

実は、そういったものは
あまり必要ありません。

相談者の話を主体的に聞くのではなく、
客観的に聞く視点があれば、
質問も言葉も自然にでてきます。
 

  2. 客観的な視点とは

どうやったら客観的な視点に
なれるのかと言ったら、
まずは、カール・ロジャーズの傾聴の3原則

・共感的理解
・無条件の肯定的な関心
・自己一致

は基本です。

その上で、相談者を癒そう、
治してあげよう、
行動変容をおこさせようという気持ちを
捨てることです。
 

  3. 相談者を変えるのは相談者自身

カウンセラーの一言で、
相談者が変わることはありません。

相談者が変われるとしたら、
相談者自身が気づいた時だけ。

だから、カウンセラーができるのは、
見守ることだけなのです。

カウンセリングは、スキルではなく、
あり方や生き方が影響してくるものです。

スキルや技術を求めても、
真の傾聴にはなりません。

真の共感ができる人は、
スキルを使っていないのです。

視点をどうやって
変えていくのかについては、
また今度今度紹介しますね。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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