相談者の方は、

悩みの解決方法を知っています。


ただ、意識の奥深くに

隠れているだけなのです。


その解決方法を見つけ出していただく

方法あります。

 

  1.悩んでいる状態は、悩みにフォーカスしているだけ

 

 

私たちは、膨大な情報の中から

見たいものだけを見ています。


例えば、風船がいっぱいある絵を見せられて、
「赤い風船はいくつありますか?」
そう聞かれたら、赤い風船だけを
探していることでしょう。

 

「ところで黄色い風船はいくつありましたか?」
と聞かれたら正確な個数を言える人は
ほとんどいません。

 

「赤い風船」と思った瞬間、
赤い風船しか意識に入らないのです。

 

同じように
「上司が自分を認めてくれない」と

悩んでいると、上司が不機嫌だったり

怒っていることばかりに
目がいってしまいます。

 

やっぱり自分のことは

認めてくれないんだと思い、
さらに落ち込んでしまうのです。

 

  2.悩みから視線をずらすために

 

 

カウンセリングでは、

悩みの全貌がわかるように
話していただきます。

 

どのような時に

「上司が自分を認めてくれない」
と思うのか。


その上司は他の人には

どのような態度なのか
上司から怒られている時、

周りの人は何人くらいいて、
どのような様子なのか
など。

 

それだけでなく、
どうなったら理想の状態なのかを
話していただくこともあります。

 

上司にほめてもらいたいのか
頑張っていると言われたいのか
ざっくばらんに話せる

関係になりたいのか
など。

 

望んでいる事を話すことで、
悩みだけを見ていた視線がずれて、
客観的に見られます。


悩みに投影していた何かに
気が付くこともあります。

 

  3.小さな一歩とそこに向かう課題

 

 

私のカウンセリング手法の中で、
ネガティブなことと

ポジティブなことと
望む未来を語っていただき、
未来の自分から

今の自分に話しかけるという
ものがあります。

 

この手法でカウンセリングした後に、
今すぐできることと、

今日できることを
書いていただきます。

 

自分で見つけた解決法は、

実行しやすいです。

 

悩んでいることだけではなく、
ポジティブなことや

望む未来を思い出すことで、
解決方法も思い出せるのだなと

実感しています。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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