カウンセリング中に沈黙が

続くことがあります。


どのような沈黙が、

相談者が考えている沈黙なのかを
教えてください。

このような質問をいただきました。

 

  1.沈黙の判断基準はある?

 

 

私は、沈黙の種類を

気にしたことがありません。


・この沈黙は相談者が考えているもの
・この沈黙はカウンセラーの言葉を

 待っているもの


など、判断することに
脳のリソースを使いたくないなと

思っています。

 

カウンセリングを始めた頃は、
沈黙にあせることはありました。

 

言葉を待たれている。


何かすごいことを

言わなくてはいけない。


そう思った途端、あわててしまいます。

 

お客様が考えている間は、
そのままでいいけれど、
それ以外の間は早く

進めなければならない。

 

そうとも思っていません。

 

それぞれの間が

どのような効果をもたらすのか、
あるいはもたらさないのか、
誰にもわからないからです。

 

だから私は、判断しません。

 

  2.言葉を待たれている場合はどうなる?

 

 

カウンセラーは、相談者の回答を
待っているつもりだけれど、
相談者はカウンセラーの

次の言葉を待っている。

 

このような場合もあります。

 

沈黙が続くと、相談者の方から


「この後、何か話した方が

 いいのですよね?」
と確認がくる場合が多いです。

 

私は、相談者の言葉をきいて、
その奥にある感情まで

感じ取ろうとして、
自然に間が生まれます。

 

沈黙している間、

休んでいるのではなく
味わって考えているのです。


だからその間、相談者が沈黙について
どう考えているかを

観察していない場合が
多いです。

 

相談者が沈黙について

どう思っているのだろうか?
と推測しながら観察しても、
わからない場合が多いので、
判断を手放したといえます。

 

  3.どこに意識を集中したらいい?

 

 

沈黙の理由は観察しませんが、
別の点で心がけていることがあります。


それは、「安心安全な環境を作る」

ということ。

 

何を言っても言わなくても、
すべてを受け入れる環境を

作ることです。

 

批判的に聞いてくる人や、
話しながらマウントをとってくる人など、
いろいろな人がいます。

 

「この場合はこう対応する」という
パターン分けしようとすると、
とても難しくなります。

 

沈黙の種類を判断するよりも、
愛ある環境、安心安全な環境を作って、
信頼関係を築くことが大切です。

 

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

 

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