悩みが消える思考法に「メタ認知」があります。
メタ認知とはどういったものなのでしょうか。
1.メタ認知とは
メタ認知とは、思考を思考すること。
自分を上から見ているもう一人の自分が、
自分自身が考えていることを
思考するイメージです。
この視点が持てると、
自分自身を客観的に見られます。
私たちは、自分自身の価値観や
思考の枠の中で
生きています。
ニュースを見たり、
何か情報が入ってくると、
感情が刺激され行動が決まります。
例えば、挨拶をしたのに
挨拶をかえしてくれなかった人を見て
・無視された。悲しいな
・失礼な人だ。不快だな
・忙しいのかな、何かあったかな。
大変だな
・気がつかなかったのかな。
まあそんなこともあるよね
など。
湧き上がってくる感情は
人それぞれですし、
その時の気分によっても変わります。
通常は、湧き上がってきた感情を
そのまま受け止めて、
不機嫌になったり、
悩んだり、機嫌がよくなったりと
反応していきます。
ここで、メタ認知で
自分を見ることができると、
受け取った刺激と反応の間に、
「なぜ?」という
間を置くことができます。
無視された、悲しい、
嫌われているにちがいないと
悩む前に、
悩もうとしている自分を客観的に見て、
感情や思考の流れを把握して、
冷静になれるのです。
2.メタ認知の視点で考える質問
メタ認知の視点になれる質問があります。
それは
・今、自分何を考えている?
・なぜ、そう考えている?
この2つです。
人は、普段は自分が今何を考えているのかを
あまり把握していません。
潜在意識に自動操縦されたまま
日々を過ごしていることが多いのです。
立ち止まって
「今、何を考えている?」
と自分に問いかけることで、
自分の思考が認識できます。
そして、自分の思考の内容を
把握していきます。
質問というと、5W1Hを考える方も
多いことでしょう。
・いつ
・どこで
・だれが
・何
の質問は、起こっている状況から答えを探して
単語で答えられます。
でも、「なぜ」の質問は、
考えることでしか答えが出てきません。
なぜ?と問いかけることで、
答えを探そうと考え始めます。
客観的にとらえようと考え始めるのです。
3.メタ認知を養うことで、悩みの根本原因が見えてくる